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バレンタインとホワイトなデーにおける苦悩  少年編

久々に書いたユーノとはやて・・・・?なss!っていうか今回は少年編ということで、はやて出ないよ~・・・・・というのも、次のssで少女編を書いて、このssは完成・・・・まあ前後半みたいなものです。ではどうぞー




・・・・の前にコメ返ですー

>さちりかさん
ありがとうございますー!心に響くぜ・・・・!

>R.Fateさん
めっさうれしいっす!更新頑張ります!いやまじで!
「そういえば・・・・」

すべては、アルフのこの一言から始まった。

「ちょっと変だよねえ」
「え?」

無限書庫での勤務中、ようやく休憩時間が回ってきたユーノは、奥にある司書長室でアルフとともにあるカタログを見ていた。

「なのはやフェイトはともかく・・・・はやては市販のチョコだったんだろ?」
「バレンタインデーのときに僕がもらったの?」
「ああ」
「ん~・・・・そういえばそうだった・・・よう、な・・・・?」

『ホワイトデー特集! これで彼女もメロメロ!?』と表紙にでっかく書かれたカタログを読みながら、ユーノは答える。

「絶対そうさ。なのはとフェイトは手作りで、はやてはどっかのお店のやつだって不思議がってたじゃないか」
「・・・・あぁ、そうだそうだ」

何かを思い出したように、ユーノは司書長室にある自分の机の引き出しをあけ、綺麗に折りたたんである一枚の包装紙を取り出した。

「それはチョコを包んでたやつかい?」
「うん、はやてにお返しするときに、値段の参考にしようと思ってとっといたんだ」
「値段の?」
「そうそう、どこのメーカーのどんなやつか確認するためにね」
「ふ~ん・・・・で、結局いくらぐらいしたんだい?」
「それがね、どうやらこのチョコの名前や値段が書いてあるはずのシールははがされててね・・・・・まあ多分お店の人がはがしたんだと思うけど」
「?なんでさ」
「送る側としてはさ、こういうの知られたくないからじゃない?チョコ買う時に、お店の人が気を使って『はがしますか?』みたいなことを聞いたんじゃないかな」
「なるほどねえ・・・・・・ん?ってことはアンタは結局何もそのチョコのこと分からないんじゃないのかい?」
「ま、そうなるね」
「おい」

ユーノの言葉に、あきれるアルフ。

「だけど・・・・・」
「ん?」
「なんだか・・・・・どこかで食べた気がしたんだよなあ・・・・・」
「そのチョコをかい?」
「うん」
「ふ~ん・・・・・でも覚えてないんだろう?」
「ま、ね」
「・・・・・はあ」

大きなため息をついて、再度あきれるアルフだった。












「でもさ」
「うん?」

休憩時間が終わり、再び仕事に戻ったユーノとアルフ。

「たぶんあれは第97管理外世界のものってことは確かと思う」
「・・・・・ってことはなのはやはやて出身の・・・・」
「そう、地球って呼ばれてる星のチョコだと思う」

他の司書達の聞こえないように、小声で話す二人。

「なんでさ?」
「チョコと一緒に一枚の紙が入っててね、それに書いてある文字が地球で見た文字と一緒だったから」
「よく覚えてたもんだね・・・・」
「ま、ね。・・・・・・それよりもアルフ」
「?なんだい」
「さっき言ってたけど・・・・・何が変なのさ?」
「へ?・・・・・・あぁ、はやてからもらったチョコが市販の件でかい?」
「そう」
「普通さ、わざわざアンタ一人の為の義理チョコを買うかい?」
「・・・・え?」
「なのはやフェイトみたいに、いっぺんにお菓子作ってそれをみんなに配るなら、なんら手作りの義理でもおかしくはないだろう?」
「まあ・・・・・確かに一気に出来るしね・・・・」
「だけどもさ、いちいち義理チョコを買うなんてめんどくさいしお金かかるだろう?それもちゃんとしたお店のチョコなんだしさ」

アルフの言葉に、一瞬検索魔法を止めたユーノ。

「確かに・・・・・っていうかはやては料理出来るんだからお菓子作るのだって・・・・・」
「おかしいのはそれだけじゃない」
「へ?」
「クロノのやつもはやてから何かもらってたけど・・・・・あれは確かに手作りクッキーだったね」
「!?」

アルフの言葉に驚くユーノ。

「あんた・・・・・はやてからチョコもらうとき何か言われたかい?」
「・・・・い、いや、なにも・・・・」
「本当かい?このチョコは義理なのか本命なのかもかい?」
「うん・・・・それは絶対そう・・・・・絶対になにも言われてない・・・・はず・・・・・」
「となると・・・・ますますやっかいだね、こりゃ」
「へ?」
「はやてが本命のつもりでチョコを渡してきたとするならさ、それなりのお返しが必要だろう?」
「そ、そうなの?」
「そうさ。っていうか男ならそうしな!・・・・・ある意味告白と一緒なんだからさ」
「こ、告白!?」

思わず大声を上げてしまったユーノ。

「声がでかい・・・・!」
「ご、ごめん」
「まあアンタがはやてのことをどう思ってるかは知らないし聞く気もないけどね」
「はあ」
「まあ・・・・・要するにそれなりの覚悟はしとけってことさ。・・・・・けどね」
「?」
「もし単に他の人よりもお世話になってるからっていう理由だけだとしたら・・・・」
「つまり、ほかの人よりかは高価なチョコを贈ろうとしただけってこと?いつもお世話になってるから」
「そうさ。・・・・・それなのに気合の入ったお返しを返されたら・・・・・」
「・・・・・向こうとしてもこまるよね、『え?お返し重っ!?』みたいな?」
「だね、義理という軽い気持ちで渡しただけなのにこれは・・・・・みたいな痛い展開が待ってるさね」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・全く・・・・・めんどくさい文化を持ち込んでくれたもんさ・・・・」




















「・・・・・よし」

その日の夜、自室に戻ったユーノは携帯電話に似たデバイスを握りしめ遠く彼方に念話を飛ばした。

『・・・・・・はい?誰?』
「っ!ぁ、と、突然すいません!僕です、ユーノ・スクライアです」
『・・・・!あぁ、あのスクライアの少年?書庫の?』
「は、はい、そうです」
『はぁ~・・・・それはまた珍しい・・・・っていうか初めてだよね?こうやって連絡とりあうの』
「そうです、ね・・・・いきなりですいません」
『いやいや、全然大丈夫よ』
「はあ・・・・・」

明るい口調で帰ってくる女の人の声に、おされぎみのユーノ。

『それで、この私に何か用かしら?それとも父様?もしくはロッテ?』
「あ、あの・・・・リーゼアリアさんに・・・・・・です」
『あら、じゃあ私が出て正解だったみたいね』

ユーノの念話の相手、リーゼアリアは、ふふ、と笑う。

「は、はい。・・・・・それで・・・・・」
『うん?』
「・・・・ちょっと変な質問なんですけど」
『・・・・・変な質問?』
「あ、え、う・・・・変といいますか何と言いますか・・・・・」
『はあ』
「・・・・・・リーゼアリアさんは・・・・・バレンタインって知ってますか?」
『はい?』

予想外のユーノの質問に思わず聞き返すアリア。

『バレンタイン・・・・まあ、知ってるけど・・・・・』
「知ってるんですか?」
『えぇ、まあ。・・・・・でもなんでそんなことを聞くの?』
「えぇっと・・・・・それがですね・・・・」
『・・・・・?』

いまいちはっきりとしないユーノ。

「グレアム提と・・・・・いえ、グレアムさんは・・・・・その・・・・」
『父様?』
「はい。グレアムさんは・・・・・はやてから何かバレンタインに貰いましたか?」
『・・・・えぇ?』
「へ、変な質問なのは僕も分かってます!け、けど一応といいますか確認といいますか・・・・」
『はあ・・・・・・まあいいけど・・・・・・・』
「す、すいません」
『う~ん・・・・・そういえば・・・・・なにか手紙と一緒に届いてた気がするわね』
「ほんとですか!?」

急に食いついてきたユーノにびっくりするアリア。

『え、えぇ、確かに・・・・もらってた、わ』
「な、何を貰ったか覚えてます?」
『クッキー・・・・・だったわね、それも手作りの』
「!?」
『そういえばはやてちゃんの国でも大切な人に贈り物をする日だったわよね~、バレンタイン』
「・・・・・・」
『まあ英国と違ってカードが一緒じゃなかったり、あげるのは女の人だけみたいだけど・・・・』

そういうアリアのセリフは、もはやユーノの耳には入っていなかった。

『・・・・・・で、それがどうし』
「ありがとうございますリーゼアリアさん、それだけ分かれば十分です」
『へ?』
「お時間をとらせてしまってすいませんでした。それではまた」
『ちょ、ちょっと』
「失礼します」
『な』

それを最後に、ユーノとアリアの念話は終了した。


























        





                       ~ホワイトデー前日~



「・・・・・で、結局はやてにだけみんなと違うお返しするのかい?」

その日の仕事終えた帰り際、司書長室でアルフがユーノに尋ねた。

「うん、まあね」
「・・・・・いいのかい?もしただの義理だとしたら、ちょっとややこしくなると思うけど」
「たぶん大丈夫」
「・・・・その根拠は?」
「・・・・・少し前にさ、リーゼアリアさんに聞いたんだ」
「なんだって?」
「まあクロノが手作りクッキーだった時点でアレかなって思ったんだけど・・・・」
「・・・・・とりあえず私にも分かるように喋りな」

一人で頷くユーノにアルフは言う。

「・・・・・一番さ、はやてがお世話になってる人がだれかって考えたんだ」
「はい?」
「そしたら浮かび上がってきたのがグレアムさんだったわけ」
「つまり、グレアム元提督にも同じような市販のチョコが渡されてないか確認したってことかい?」
「そう。・・・・・・そしたらクロノと同じように手作りクッキーだった」
「ふ~ん・・・・・だけどそれだけで決めるのは少しまずくないかい?そもそも市販の義理チョコ説は、私が勝手に考えただけなんだし」
「だろうね」
「おい」

心配するアルフに、ユーノは軽く返す。

「そもそもさ、それ以前の問題でしょ?これって」
「なにがだい?」
「義理とか本命とか言う前にさ、まず僕がはやてに好きになってもらえる理由がないでしょ?」
「・・・・は?」
「確かに一緒に遊んだことはあるけどさ、それはなのはやフェイトとかと一緒だし、特別二人で何かしたこともないし・・・・・ようするに接点があんまりないんだよね、僕ら」
「・・・・・そうかい」
「勉強教えたりレポート手伝ったりはしたけど、それだけで好きになってもらえるのはちょっと・・・ねえ?」
「・・・・・じゃあアンタはあくまで義理とにらんでるわけかい?」
「その可能性の方が高いだろうね」
「・・・・・それなのにアンタは特別なお返しするのかい?矛盾してるじゃないのさ」
「してないさ」
「・・・・・?」

怪訝な顔でユーノを見るアルフ。

「別にホワイトデーに告白しちゃいけないなんてルールはないんでしょ?」
「!?・・・・・・あんた・・・・・」

ニンマリするユーノと頭を抱えるアルフ。

「そりゃ無謀ってもんさ・・・・・・勝算がない勝負なんてしない方が身の為さ」
「・・・・・ちょっとはあると思うよ」
「・・・・・・ふうん?」

あんまり信じてないアルフをおいて、ユーノは自分の机の引き出しから、礼の包装紙を取り出した。

「・・・・・思い出したんだ」
「は?」
「最初さ、全く分からなかったんだけど・・・・・今にしてようやく思い出したんだ」
「・・・・・何をだい?」

尋ねるアルフに、ユーノは微笑みながら

「昔の会話さ」

そう答えた。

「・・・・・三日前いきなり有給使ってどっか行ったのと関係あるのかい?」
「おおありだね」
「ふ~ん・・・・・」

よくは分からないが、あんまり深くは詮索しないでおこうと思ったアルフは、それ以上聞かないことにした。

「だけどもさ、やっぱり矛盾してるんじゃないかい?」
「?なにが」
「はやてがアンタに惚れる要素がないならさ、アンタがはやてに惚れる要素もないんじゃないかい?」


そう聞いてくるアルフに、


「・・・・・・そういえば・・・・・・なんでだろうね?」


ユーノは嬉しそうに笑って答えた。












そして、ホワイトデー当日、いろんな想いが浮かび上がる中、




どうなったかというと・・・・・・






それはまた別のお話――――。










     ー少女編に続くー
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コメント

No title

ホワイトデーINユーノ編。中々悩んでいましたね。地球産の市販のチョコを態々送ったはやてはの真意は?何故クロノとグレアム元提督には手作りクッキーにしたのか?さあ少女編ではどの様になって行くのか?
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