スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

幸せは どこに 流れる ?

フェイト主役?のシリアスssっす。・・・・・・な~んでフェイトが主役っぽいとシリアスになるんでしょう・・・・。
しかも何か病んでるっぽいし・・・・。そんなフェイトさんでもいいよって方だけドーゾ。
何事にも、初めがある。


たとえ、望んではいなくとも。


「・・・・・・・・」


私は今、本当に自分の意志で生きているのだろうか。


からっぽになった心を埋めるために常に何かを求め、手に入れ、すぐに失ってゆく。


いま私は生きていますか?幸福ですか?それとも・・・・・


「・・・・・・なんで泣けないんだろう」


赤く染まった自身の手。慣れ親しんだ人の死。共に歩む絶望。


教えてください。


幸せになる方法を。
















          ―――――少女が泣いた日――――――



















「・・・・・・今回の任務は、これだけでしょうか?」

そういい、フェイトは上司を見る。

「あぁ、簡単だろう?君にとっては」

まるで仮面でも張り付いているかのように表情一つ変えない。そんな見慣れた男の言葉に、フェイトはただ黙って頷く。

「今回も一人で行くのかね?せっかく補佐に・・・・・何と言ったかな、あの・・・・」
「ティアナ・ランスターです」
「あぁ、そうそう。・・・・・なぜ彼女を連れていかない?」
「必要がないからです」

――――嘘。

「・・・・・まあいい」
「では」

そういい、フェイトは男に背を向け去ろうとする。

「毎度のことだが・・・・・」
「・・・・・」

そのフェイトに向かい、男が話す。

「もし仮にだ、君が追跡中に犯人が何らかの事故で死んでしまった場合・・・・・・」
「それは仕方がありませんね」

フェイトの答えに、

「あぁ、仕方がないな」

満足そうに、無表情で男は返した。






















「たっ―――け・・・!」


雑音が聞こえる。


「嫌――死に・・・!?」


私の頭を侵食していく。


「――!?や、め―――」


あぁ・・・・いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ。


「!!・・・・!?―――」


うるさい黙れ消えてよ居なくなれ痛い苦しい助けてよいやだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ





「・・・・・・・」


人を殺すのは嫌い。死ぬ直前の顔が怖いから。


「・・・・・・な、んで・・・・」


うるさいのは嫌い。頭が割れそうになるから。


「どうして、みんなそんなにもすぐ死んじゃうの・・・・・?」


ねえ、知ってる?


「私を殺してよ」


人の血って、真っ赤じゃないんだ。
























「・・・・・・お疲れ様です」
「・・・・・え?ティアナ?」

なんでティアナがここにいるんだろう・・・・・こんな・・・・

「・・・・・"それ"は自身のですか?それとも・・・・」
「?」

あぁ、そうか。

「大丈夫。私に怪我はないよ」
「そうですか、ならいつも通りですね」

今の私には、他人の血がこびり付いてるんだった。

「・・・・・フェイトさん」
「なに?」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・!」

なんで彼女は私に自身のデバイスを向けているんだろう?

「ごめんなさい。ですが、これしか方法がないんです」
「・・・・・何を言っているの?」

なんでティアナは泣きそうなんだろう?

「もう・・・・・これ以上あなたを苦しめたくない!!なんで・・・・なんであんな奴の命令を!?」
「あんな奴・・・・・?」
「あなたの上司です・・・・!あいつは・・・・あいつは!自身の汚点を消すためにフェイトさんを利用して!!自分は何も手を汚さないで!!」
「・・・・・・」

なんで私はどなられているんだろう?

「・・・・自首してください。そして、あなた自身の口からあいつの・・・・・!」
「それでどうなるの?」
「っ」

あぁ・・・・・まただ。

「私がいままでの行いを告白して?彼が逮捕されて?私も牢屋行きで?」
「あなたは私が弁護して見せます!!絶対に救いだして見せます!!」

雑音が・・・・・・頭に響く。

「だから・・・・だからこれ以上!!もう悲しい想いなんてしないでください!!」
「悲しい・・・・?私が?」
「分かりますよ・・・フェイトさんがこんな・・・こんな!なんであなたが殺さなくちゃいけないの!?」
「・・・・殺す・・・」

ダメだ。消えない。雑音が。消えない。

「お願いです・・・・こんなの・・・・絶対間違ってる・・・・!」
「・・・・ねえ、ティアナ」
「・・・・なんですか?」

お願いだから。もう私に干渉しないで。

「悪をさばくのは・・・・・正義じゃないよ?」
「え?」

私はもう・・・・私じゃない。

「悪をさばくことができるのは・・・・・また別の悪だよ」
「!?・・・そんなの・・・そんなの間違ってます!!そんな救いのない秩序、私は認めません!」

・・・・・・うるさい、な・・・。

「フェイトさんは本当にそんな世界を望んでいるのですか!?違うはずです!!私に手を差し伸べてくれたフェイトさんは」

・・・・・うるさい。

「だから―――わた―――せ――す!!」

うるさいうるさいうるさい

「――――も――――また――!―――」

やめてよ・・・・・なんでなんでなんでなんで

「――――!――!!―――」

――――――っいや・・・・やめてえええええええええええええええええええええ


















「・・・・・フェイト、さ・・・・・」

・・・・なんでティアナは血だらけなの?

「いつか・・・・・きっ・・・と、私が・・・・・」

あれ・・・・?嘘・・・・?なんで?あれ?

「救って見せ、ます・・・・!・・・・必ず・・・・!」

私はこの光景を見たことがある?いつ?どこで?あれ?私?ティアナ?

「だから・・・・・・・泣かないでください・・・・・!」

・・・・・私、が?ティアナを?

「・・・・行って・・・・早く!!」「っ!?」

逃げなきゃ・・・!逃げないと逃げないと!

なんで? だってティアナが逃げろって!!

どこに? 元の場所に!!

元の場所? あいつの所へ!!

早く早く早く早く早く!!!!!!

あああああああああああああああああああああああああああ
















「・・・・・御苦労さま」
「・・・・・・・・・・・」

気がつけば、いつもの彼の所にいた。

「出来ればその臭いと色をなんとかしてから来てほしかったがね」
「・・・・・申し訳、ありません」
「まあいい。・・・・・で?何か何人の手掛かりは見つかったかね?」

犯人・・・・?

「残念ながら、私が足取りをつかんだころには・・・・既に」
「そうか。なら仕方ないな。この件はあきらめよう」

・・・・・いつも通り。

「・・・・・いつまでそこに突っ立っている?早く行きたまえ」
「・・・・・はい」
「また任務が決まり次第すぐ発ってもらわなくてはならないからな・・・・・今は休むといい」
「・・・・・はい」




・・・・・・どうして・・・・私は・・・・



「ひとつ、いいですか?」
「?なんだ」



「いつまで、私は人を殺すんでしょう?」
「簡単だ」
「・・・・・・・・」



「この世界に、悪が消え去る日まで、だ」
「・・・・・了解です」



―――――そう、私は殺し続ける。世界に平和が訪れる、その時まで。





































~エピローグ~






「・・・・・・いつまで、そこにいるつもりかね?」
「・・・・・気づいてたんですか」

フェイトが去った後、上司の部屋には、血だらけのティアナがいた。
「ふん、それだけ殺気立っていたらな」
「殺気で人を殺せたら・・・・・どれほど楽でしょうね?」

そういい、男を睨みつけるティアナ。

「そうだな、そうすれば彼女にこんなことをさせなくてもいいのだが」
「戯言を・・・・!」
「それで何か用かね?・・・・・・・しかし君も懲りないね」
「・・・・・・私は、諦めません」
「そうか・・・・まあ、彼女が任務に出るたび、君も血だらけになって帰ってくるのは・・・・・・」
「周りの目が気になりますか?」
「・・・・・分かっているなら、自重してはくれないかね?」
「嫌だ、といったら?」

そういい、不敵に笑うティアナ。

「・・・・そうか。なら今度の彼女の任務は君かもしれんな」
「それなら尚更結構ですね。探す手間が省けます」
「ふん・・・・・・彼女が救えると思っているのか?」
「希望はまだあります」
「そうかね?私には・・・・もう手遅れと思うが?」
「それありません」
「ほう・・・・たいした自信だな・・・・・根拠でもあるのかね?」


男の言葉に、ティアナは



「私がこうしてまだ生きていることが・・・・何よりの証拠です」



笑いながらそう答えた。














スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。