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いつかまた笑顔で  前編

遠征からの復帰ss一作目!!!・・・・・なんでこんなssになってしまった??内容はとにかくシリアスです。はやてとユーノが主役・・・・多分。ひょっとしたら、気分を害する方がいるかも知れません。先に謝っときます。すみません。
「・・・・・なあ」

小さく、少女が呟いた。

「・・・・なんだい?」

それに答えるように、少年の声が小さな部屋に響く。

「もし私が・・・・」
「・・・・」

そこまで言って少女は口を閉じる。そして少年も、黙って少女の言葉を待つ。

「・・・・いや、やめや、やめ。言ったところで馬鹿にされるんがオチや」
「・・・・そう」
「・・・・ウソ、やっぱ言わせて」
「・・・・はやてが望むなら」

はやてと呼ばれた少女は、いまにも崩れ落ちそうな体をベットから起こし、

「私が・・・・・・」

自身のベットの横で椅子に座っている少年に向かい、

「私が死んだら、ユーノ君は悲しんでくれる?」

消えそうな笑顔でそう言った。
















八神はやて、そう書かれたプレートが付けられた部屋、いや、病室に、はやてとユーノはいた。

「・・・・悲しいね、それは。本当に」
「・・・・ほんまに?」
「それはもう、きっと我を忘れるほど狂っちゃうんじゃないかな?」
「悲しみのあまり?」
「そう、だね」
「・・・・む~・・・・なんかあっさりしてんな~・・・・」
「そんなこと言われても・・・・正直に言ったんだから・・・」
「もっと、こう・・・・感情こめて言ってほしいっちゅーか・・・」
「なにさ、それ・・・」

ユーノの言葉に、あはは、と笑うはやて。しかし、その顔は痩せこけ、明らかに見ただけで痩せすぎた体形は、彼女の体が正常でないことを語る。

「・・・・なんでやろなあ・・・」

そういい、はやては病室にある窓の外を眺める。時計がなかったので何時かは分からなかったが、窓から見える空は青く澄み渡っていた。

「こんなに天気いいのに・・・・なんで私は・・・・」

ふいに、彼女に眼から涙がこぼれる。

「・・・・・大丈夫さ」
「・・・・何が?」
「きっと、よくなる。そしたらいくらでも空を飛べばいい」
「・・・・よくなんて・・・ならんもん」
「なるさ」
「・・・・なんで、そう言いれるん?」
「はやて、だからだよ」
「訳わからんわ・・・・」
「だろうね」





はやての調子がおかしくなって、約半年がたった。原因は、闇の書と関係があったのか、いきすぎた魔法消費によるものなのか、伝染病の類か何かなのか、仮説はたくさん作られた。しかし、最初は高熱を発するだけだった病が、次第に彼女の体を侵食していくうちに、その仮説すべてが当てはまらないことに誰もが気づいていった。そして、知る限りの賢者、資料、歴史、すべてをあたってみても、病の原因は、今だに何も分からずじまいだった。

「シャマルですらどうしようもないなんてなあ・・・・ひどい病気にかかってしまったもんやで」
「君らしいけどね」
「なんやて~?」
「なにも~?」

ユーノは、はやてがろくに一人で動けなくなってから、毎日のようにここに足を運んだ。なのはやフェイト、守護騎士たちは、自分達の仕事をしながら、暇を見つけては世界中を飛び回り、はやての病気の原因を探している。

「・・・・ユーノ君、今日は・・・もう」
「・・・・あれ?もうそんな時間ですか?」
「ええ、ごめんなさいね」
「なんや~、もう検査の時間かいな・・・」

申し訳なさそうに、シャマルは面会の時間が終了したことを二人に告げる。

「じゃ、明日も来るよ」
「お土産よろしく~」
「・・・・あのね・・・」
「冗談やって」
「はあ・・・・とにかく、お大事にね」
「了~解~」

そういい、手を振ってユーノは無限書庫へと帰って行った。

「・・・・ふう・・・・いや~、いっぱい喋ったなあ・・・・なのはちゃん達も毎日来てくれたらええのに」

一週間に三回ぐらいしかなのはやフェイト達と顔を合わせられないことに、はやては不満そうな顔をする。

「・・・・みんな、はやてちゃんを治そうと必死なんですよ」
「シャマルは?」
「当然です」
「えへへ~、言ってみただけ~。・・・・分かっとるよ、皆が私の為に頑張ってくれてることぐらい」
「・・・・・はやてちゃん」
「けどな、だからこそ、辛い・・・・なあ・・・・・」

そういい、もう何回流したか分からない涙を、彼女は流す。





続く
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