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騎士と司書長

何か突然シグナムとユーノの絡みが書きたくなった。・・・・・いかん、なぜだ?電波か?電波なのか?

純粋なシグナムファンの方は、絶対に見ないでください(オイ
「私を抱き締めろ、ユノユノ」
「ふざけてるんですか?」

ここは管理局にある無限書庫。ありとあるゆる情報が詰まったこの場所で、いつものように二人の男女の声がこだまする。

「私は何時だって真面目だ!」
「余計たちが悪いね」
「ふふん、私の愛は一筋縄ではいかんからな」
「おっしゃってる意味が分かりかねますが」
「気にするな。分からなくてもいい、感じるんだ!私のこの抑えようもないユノユノへの愛を!」
「・・・・・毎回毎回やかましい人だね、ほんと」

一言発するたびにオーバーリアクションで周りを引かせているシグナムを、まるで憐れむかのようにユーノは見つめて答える。

「それだけ私たちの愛が偉大だということだ!」
「・・・・つっこむところが多すぎてめんどくさい・・・・」
「ええい!さっきから何をごちゃごちゃ言っているのだ!ユノユノ!?」
「ごちゃごちゃ言ってるのはアンタでsy」
「うるさい!抱き締めろ!強くDA!」
「・・・・・・」

数秒後、緑色のバインドでグルグル巻きになって浮いているシグナムがいた。

「・・・・・お~い、そろそろ解放してくれてもよいのではないか?」

し~ん

「・・・・ユノユノ?」
「・・・・司書長なら資料だしにどっか行っちゃいましたよ」

近くにいた司書が言う。

「・・・・・ふっ、放置プレイとは・・・・高度だな、ユノユノ」
「・・・・どうでもいいからさっさと出て行ってくださいね」












「・・・・はあ」

管理局の廊下を歩きながら、ユーノは大きなため息をつく。

「・・・・どうした?わざとらしいため息ついて」
「あぁ、クロノ・・・・・いいの?艦長がこんなところにいて」

ユーノが俯いて歩いていると、前方から珍しくバリアジャケットを解除したクロノが歩いてきた。

「僕だってたまには休憩しに散歩でもするさ」
「そう」
「・・・・・で、なんでお前はこんなところにいるんだ?サボりか?」
「僕だってたまには自分で資料を提出しに行くさ」
「僕宛のか?」
「まさか」

二人がいつもどおり適当な会話を二、三回していると

「あ、お二人さ~~~~~ん!」
「ん?」「うん?」

廊下の向こう側からリインがこちらに向かって飛んできた。

「あれ?珍しいね、リイン」
「はやての使いか?」
「いいえ~、違いますよ~・・・・それが・・・・ユーノさんにちょっと聞きたいんですけど」
「?」
「ひょっとして今日も・・・」
「あぁ、シグナムね・・・うん、来たよ、今日も書庫に」

何かを察知したユーノがやれやれと頭を掻きながら答える。

「?シグナムの奴無限書庫なんかに行っていたのか?それも今日もってなんだ?」
「なんか、とは失礼な」
「はい~、どうやらシグナムはユーノさんのことが気に入っt」
「はいストップ!!それ以上言わない!!」
「ユーノさんのことが気に入った・・・・?」
「うっ!?」

リインの言葉を遮ろうとしたユーノだったが、残念ながらクロノに大方伝わってしまった。

「ほ~う・・・?なんだ?モテルじゃないか、ユーノ」
「・・・・・あれはモテてるのかなあ・・・・?」
「六課にいる時もずっとユーノさんのこと口にしてますよ・・・・・一体シグナムに何したんですか?」

リインが何気なく放った一言に、

「・・・・それは僕も非常に興味があるな。あの固物をどうやっておとした?」

クロノも普段見せないような笑顔で問う。

「・・・・別に何もしてないよ」
「何もしてないわけないだろう・・・・・あのはやて一筋だったシグナムがだぞ?」
「そうですよ~・・・・最近じゃあキャラも変わって」
「ユノユノ―――――!!!!」
「ぐべらっ!?」


三人が会話をしていると、突如ユーノの背後から猛スピードでシグナムが突っ込んでき、そのままユーノに体当たりして五メートルほど吹っ飛んだ。

「なぜ私を置いて行った!?さびしさの余りおもわず暴走してしまったではないか!」
「暴走・・・・?」
「?なんだ、いたのかクロノ提督」
「あぁ、いたさ。・・・・それよりも・・・・暴走と叫んでいたがまさか・・・・」
「シグナム!またなんかやらかしたんですか!?」
「そんな大層なことはやってはいない」
「・・・・ならいいが」
「少し書庫が壊れたがな」
「・・・・本当に少しなんだな?」
「あぁ、もちろんだとも」

「・・・・・・」
「・・・・ユーノさん?」

先ほどから一言もしゃべらないユーノに向かい、リインが話しかける。

「・・・・」
「・・・・ユノユノ?」
「・・・・」
「・・・・おい、ユーノ?」「ユーノさん?」
「・・・・・」























――――――― 一か月ほど前 ―――――――――









「・・・・・・・」

管理局にある疑似空間戦闘訓練室。・・・・要するにトレーニングルームに、シグナムはいた。

「・・・・――――っせい!!やっ!はぁっ!」

彼女が剣をふるうたびに殺気が放たれる。

「らぁっ!せぁっ!しっ!てぁっ!」

その姿はまるで、鬼神。誰も近寄らせない。敵であろうと、味方であろうと。

「くぁあ!せいっ!あぁああ!らあああ!!」

ただ単に、我武者羅。―――――しかし、それでも、彼女が舞う姿は、見るものすべてを魅了する。

「・・・・・戦乙女・・・・か」

そんな彼女をユーノは鏡越しに眺める。彼女を見つめる目は、まるで親が子を見る保護心、そして憐みの色。

「――――っせぁあぁぁあああああ!!!」

最後にひとしきりの大振りと咆哮を揚げ、彼女の、シグナムの目に見えない戦いは終わった。









「・・・・お疲れ様」
「・・・・む?」

数分後、ようやく息が落ち着いてきたシグナムにユーノが近寄る。

「毎度のことだけど、迫力のある素振りだね」
「・・・・ふん。まあ私の場合、目の前に敵がいることを想像して訓練しているからな」
「・・・・敵、ねえ」
「なんだ?文句でもあるのか?」
「別に。ただ・・・・」
「ただ、なんだ?」
「君は何を恐れているの?」
「・・・・・何?」

シグナムはユーノを睨む。

「私が、恐れを抱いている・・・・と?」
「そう・・・だね」
「はっ!何をばかな・・・・・私は騎士、主はやての剣だ。・・・・恐れなど抱かん」
「・・・・そう」

ユーノはシグナムの言葉を聞くと、そのまま目を閉じ

「ねえ、シグナムさん」
「なんだ?」
「あなたは・・・・まだ気にしているの?」
「・・・・・」

申し訳なさそうにそう言った。

「確かにはやての人生は普通なものじゃあない。だけど・・・・それはあなたが導いたものでもない」
「・・・・」
「そもそもあなた達と出会ったことできっとはやては幸せに」
「貴様に何が分かる?」
「っ」

あまりのシグナムのドスの利いた声に、ユーノは言葉を詰まらせる。

「お前は見たことがあるのか?主はやての泣いた姿を。お前は理解できるか?主はやての苦しみを」
「・・・・・それは・・・・」
「過ぎてしまったことは、もうどうすることもできない。ならば、未来をよりよくすればいい。主はやての為に。その為なら、私は命など惜しくない。いくらでもくれてやる。だがな・・・」
「・・・・」
「それでも!いくら私が頑張っても!主はやての苦しみは一向に減らない!それどころか日に日に増していく!貴様に分かるか!?この気持ちが!大切な人の傍にいながら何もできやしない自分が!どれほど醜いか!憎くて仕方がないか!」
「やめてください」
「あぁそうさ!私は恐れている!自分が主はやての負荷になっているのではないか!?いつもそう思っている!!私は」
「いいかげんにしろ!」
「っ!?」

ユーノが、叫ぶ。

「・・・・・分かるわけ・・・・ないでしょう?」

いつのまにか握りしめられた拳から、血が滴り落ちる。

「だって・・・・僕は・・・・」
「・・・・」



――――――大切な人の傍にすら、いられないんですから――――――






「っ!」

ユーノのその言葉に、今度はシグナムが言葉を失う。

「・・・・僕はね、シグナムさん。・・・・あなたたちが羨ましいんです」
「・・・・」
「シグナムさんが何もできてないわけがないでしょう・・・・・?傍にいるだけで、はやてはきっと救われている」
「そんな・・・・こと、は・・・」
「僕だって・・・・一緒に、闘いたい。」

少年の言葉は、シグナムにはきっと想像もつかない。

「一緒に・・・・空を飛んでいたかった」

彼女は守る力を持っていたから。

「だけど・・・今の僕じゃあ、きっと皆の足手まといでしかない。情報を提供することぐらいしかできない」

だけど、目の前の少年は、とても弱く、自分の身を守ることが、精一杯で

「なのに・・・・あなたにそんな弱気なこと言われたら、僕はどうしたらいいんですか・・・?」

大切な人を、遠目に見ることしか許されなかった。

「・・・・胸を張ってください・・・立ち止まらないでください。力が・・・・あなたには守る力があるんでしょう?」
「・・・・スクライア、お前」
「だったら!自分を責める暇があったら!大切な人を!はやてを!少しでも救えよ!弱者を踏みにじったとしても!幸せにしてやれよ!それだけの力が!想いがあるなら!」

少年はただ叫ぶ。まるで幼子のように。今までため込んだ愚痴を吐き出すかのように。

「・・・・僕だって・・・・みんなの・・・・・・傍に、いたいよ・・・・」

ユーノは、弱かった。それでも、たった一人で、孤独と、苦痛から、今まで闘って生きてきた。

「・・・・すまな、かった」
「・・・・なんで、謝るんですか・・・・・」

その場に崩れ落ちる少年を、シグナムは、ただ静かに抱きしめていた。














「・・・・すいませんでした。みっともないところところ見せてしまって」
「いや・・・・」

数分後、恥ずかしそうにユーノが呟く。

「はは・・・・ダメですね、慰めるつもりが逆に愚痴を吐いてしまって・・・・」
「そんなことはない。おかげでだいぶ楽になった」
「・・・・そうですか」

シグナムの言葉に、ユーノはほっとする。

「じゃあこれ、お願いしてもいいですか?」
「ん?」
「はやてに頼まれてた資料です。・・・・もともとこれを渡すつもりだったので」
「そうか」
「じゃあ、僕はこれで」

そういい、シグナムに背を向けるユーノに、

「スクライア」
「?」

シグナムが声をかける。

「・・・・また、会いにきてくれるか?」
「・・・・え?」
「お前といると・・・・救われる気がする。・・・・自分勝手な願いだが・・・・・」
「・・・・ええ」

うつむくシグナムに向かい、ユーノは

「僕も、救われる気がします。あなたといると」

笑って答えた。




















―――――――管理局 医務室―――――――



(・・・・・そういえば・・・)

――――ノ

(・・・・・あんな感じだったな・・・シグナムさんと喋るようになったきっかけは)

――――ユ――――

(・・・・あれから・・・・お互いたくさん話し合って・・・・)

ユ―――ノ―――

(・・・そして・・・)

ユノユノ――――!

「はっ!?」

がばっ!

「!?」「!!」「っ!」

「・・・・・あれ?」

ユーノが目を覚ますと、そこは見慣れた医務室だった。

「・・・・医務室?」

ぼーっとする頭で周りを見渡すと、クロノ、リイン、シグナムが口をあけてこちらを見ていた。

「・・・・なんでk」
「ユノユ」
「やめいっ!!!」

「!?」

ユーノに向かい、ダイブしようとしたシグナムを、クロノが止める。

「・・・大丈夫ですか?ユーノさん」
「え?・・・・あ、うん。大丈夫だけど・・・・」
「そうですか・・・・よかったです~・・・」
「?」

安堵のため息を漏らすリインを、?顔で見るユーノ。

「ま、まあとりあえず無事で良かった。君に何かあったら無限書庫が機能しないからな」
「・・・・?何か、あったの?」
「い、いや、覚えてないなら・・・・っていうか何もない!何もなかったぞ!うん!」
「・・・・何を言っているんだい?」
「べ、別にn」
「ユノユノ!本当に大丈夫なのか!?怪我は!?後遺症とかないだろうな!?」
「けが・・・・?」
「あほかっ!?言うなと言うのに!!」
「・・・・まあ、何があったのかは怖いから聞かないでおくよ」
「それがベストだな!うん!」

シグナムの頭を小突きながら、クロノが必死にこたえる。

「・・・・」
「!?どうしたユノユノ!?そんなに私の顔を見て・・・・っ!?まさか・・・・私に抱き締めろと言っているんだな!?そうd」
「やかましいっ!!病室で暴れるな!!」
「あわわ~・・・・」

「・・・・ふふっ」

押さえつけるクロノを必死にはがそうとするシグナムを見て、ユーノは微笑む。

「ええい!放せ!私に触れていいのは主はやてとユノユノだけだ!!」
「だったらまず落ち着け!とりあえずバイアジャケットを解除しろ!!」
「シグナム~!落ち着いてください~~!!!」

「・・・・・・」

なぜか痛む後頭部をさすりながら、

「・・・・な~んでこうなったんだろうねえ・・・」

ユーノは一人笑った。













後日談だが、はやて宛てに送られた請求書の額を見て、

「シグナム~~~!!!無限書庫で何やったんや~~~!?」
「愛の再確認をしてました」
「アホかいっ!?」

はやてとシグナムが言い争う声が六課中に響き渡ったという。






















以上、電波ssでした。・・・・結局途中湿っぽくなっちゃいましたね~・・・・終始ラブラブなssは私には書けないんでしょうか??・・・まあ、とにもかくにも精進あるのみ!!ですな。ではまた~

以下コメ返、です

>キリルさん
私も悩む姿のフェイトさんが可愛く思いますwまあ彼女が悩んだ時は、なのはやはやてがすぐに慰めそうですがw
・・・・あれ?そんなサイトなんてリンクしたっけ・・・・?私がリンクさせてもらってる方は、皆私のサイトを通じて知り合った方ばかりなのでアンチはいないはずですが・・・・(汗

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コメント

No title

これはまた奇妙なお二人でwww
個人的には好きですけどね・・・・・・・w
ユノユノってなんか面白くていいと思いますよΣd
途中の湿っぽい(?)ところがあるからこそ、他のラブラブ感が強調されると思うので、途中のシーンは入れて正解だと思います!

No title

ユノユノww
これは発想の勝利ですね
全部ギャグで終わるのかなと思ったらシグナムの心の内をしんみり語るという話もあって明るい所があった分しんみりした所がより強調されて良かったです^^
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