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少女と箱?そして動く? 後編

一話完結の予定→前後半でいいや→なんか中編入った  ・・・・・だめだこりゃwもっと話を上手くまとめられたらよかったんですがね~・・・・。まあこれで最後なんでよかったら見てくだせぇ。

㊟ユーノとオリキャラばっかです。・・・・ばっかっていっても登場人物五人もいないけどwでもまあオリキャラ苦手な人は回避お願いします。

「・・・・・・」


静まり返る無限書庫。


「・・・・・ねえ」


先に沈黙を破ったのは、先ほどまでバラバラだった機械人形。


「・・・・はい?」


警戒しながらも、ユーノは返事をする。


「・・・・なに?この空気」
「・・・・さあ」


お前のせいだよ、とは言えないユーノだった。













「・・・・ふう」

かれこれ一時間後、劇的な登場の仕方をした機械人形は、今ではイスに座っておいしそうにフリージアの入れた紅茶を飲んでいた。ちなみに、先ほどまでパニックに陥っていた司書達は、すでに何もなかったかのようにそれぞれの仕事をしていた。

「おいしいですか~?」
「ん?・・・・うん、おいしい」
「えへへ・・・・」

素直においしいといわれ、照れるフリージア。

「・・・・あの」
「?」
「・・・・とりあえず・・・・何か落ち着いたみたいだから聞きたいんだけど・・・・」
「あぁ、それならまず私から質問させて」

ユーノのセリフに、そう答える機械人形。

「・・・・何かな?」
「うん。まず、ここはどこ?そして、なんで私はここにいるのかしら?」
「・・・・とりあえず・・・・前者の答えは簡単。ここは無限書庫」
「無限、書庫・・・・・ってなんだか大層な名前ね、無限なんて」
「・・・・ま、知らない人・・・・が聞いたらそう思うだろうね」
「?」

目の前の機械人形のことを「人」と呼ぶことに違和感を感じたユーノは、少しどもった。

「まあとりあえず大きな図書館とでも思ってくれればいいよ。・・・・って図書館って分かるかな?」
「それくらい分かるわよ」
「そう。・・・・・じゃあ今度はこっちが質問してもいいかな?」
「ちょっと待ってよ、まだ質問に全部答えてもらってないわ」

機械人形のセリフに、ユーノは苦笑しながら、

「それは答えられないよ」
「?なんでよ」
「僕が君に質問しようとしてる内容と同じだからさ」
「は?」

そう答えた。












「・・・・箱の中に?私が?」
「うん、それはもう綺麗に収納されてたよ」

とりあえず一から話を整理しようと、なぜ機械人形が箱の中に入っていたかを聞いたユーノだったが、

「収納って何よ。・・・・・それに・・・・・あれ?私・・・・何して・・・・あれ?ん?えぇ?」

帰ってきた答えは期待できそうなものではなかった。

「・・・・忘れんぼさん、ですか~?」
「忘れたっていうか・・・・えぇ~・・・っと・・・・・・・・だめ、全然思い出せない」
「思い出せないって、何で箱に入っていたか?」
「・・・・っていうか全部」
「は?」
「だから思い出せないのよ、今までのこと」

機械人形の言葉に、ますます頭を抱えるユーノ。

「ふむ、記憶喪失・・・・いや、お前の場合メモリーの損失、か」
「は?何よ、メモリーって」

コハクにそう言われた機械人形は、怪訝な顔でコハクをにらむ。

「・・・・う~ん・・・・ちょっと聞いていい?」
「?何」
「君は・・・・ひと、では・・・・ないよね?」
「・・・・はあ?」

ユーノの言葉に、機械人形はあきれた声を上げる。

「意味が分からないわ。・・・・ひとじゃなかったら、なんなのよ」
「ロボットさん、ですね~」
「・・・・そういえばいきなり目が覚めたと思ったらアナタにそんなこと言われたような・・・・」

「・・・・どういうことだろう?」

ユーノは、機械人形に聞こえないようにコハクに耳打ちする。

「・・・・・ふむ、よくわからんが・・・・・どうやらメモリーに支障がでているのは確かだろう」
「・・・・とりあえず、機械ってことは確かなのかな?」
「必ずしもそうとはいえんが、おそらく」
「でもさっき紅茶飲んでたよね?」
「・・・・そういえば」

「ちょっと、なに話してるのよ」
「え?いや、別に」
「・・・・ま、いいわ。・・・・それより・・・・」
「?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・?」
「私は・・・・・えっと・・・・・」
「どうしたの?」
「うん。・・・・・私は、どうしたらいいの?」
「は?」











「・・・・う~ん・・・・どうしたものかねえ・・・」
「・・・・・」

機械人形の話によると、これから自分がどうしていいのか分からず、一体何をすればいいのか分からないとのことだった。

「何かちょっとでも覚えてない?」
「・・・・ない」
「じゃあとりあえず名前は?」
「え?」
「そういえばまだ自己紹介がまだでしたね~」
「うむ、そうだった」
「名前・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・?」
「・・・・・わから、ない」
「え?」

消え入りそうな声で、機械人形はそう呟いた。

「どうして・・・・?名前・・・・・なん、で・・・・?」
「・・・・ま、まあ名前はとりあえず置いと」
「・・・・うっ」
「・・・・え?」
「うっ・・・・あっ・・・・うぐ・・・・」
「ちょ、ちょっと・・・?」
「うあ・・・・あぅ・・・・ぐすっ・・・・・」
(泣いてらっしゃるーーーーー!?)

機械人形のいきなりの涙に、ユーノは慌てふためいた。

(なっ、なななななんでーーー!?いきなり~!?僕なんかしたーーー!?)
「落ち着け、ユーノ」
「・・・・・」
「・・・・よしよし」
「・・・・・っひっく・・・・ぐす」
「名前など、いくらでもつけてやる。・・・・・そう落ち込むな」
「・・・だ、だって・・・・な、まえだけじゃなく、て・・・・何も、おぼえてな、い」
「そんなもの、私もだ」
「・・・・ぐすっ・・・・・?」
「私もです~」
「・・・・?」
「ほれ、いちいち記憶がないぐらいでメソメソするでない」
「・・・・なんなの、あなたたち・・・?」
「ふむ、そうだな・・・・・」

そういい、コハクはユーノとフリージアを見て、

「ま、家族のようなものだ」

微笑みながらそういった。











「・・・・・まあゆっくりしていくといいよ、ここは情報の宝庫だからね。君のこともすぐにわかるさ」

機械人形が落ち着いたあと、ユーノはそういいながら魔法陣を展開してそういった。

「・・・・情報の宝庫?」
「うん。ここにはありとあらゆるモノが情報化されて眠っているからね」
「・・・・?」
「まあ、ようするにたくさん本があるってことさ。それこそ未だに解明されてない謎の答えを書いたものまで、ね」
「・・・・じゃあ、わたしのことも・・・・?」
「ある、とは言い切れないけど・・・・ない、とも言い切れないね。特に君は珍しい存在だから」
「珍しい存在・・・・」
「あ・・・・ごめん・・・・軽率な発言だったかな・・・・?」
「うぅん、それくらい別に何ともないわよ」
「そ、そう?」
「えぇ。・・・・ねえ」
「うん?」
「・・・・・私も・・・・やってみていい?」
「?何を」
「・・・・情報、探し・・・・・」

そう言うと、機械人形は目を閉じ、静かに何かをつぶやいた。

ヴィン

「!?」「これは・・・・」「あれれ?」

機械人形が何かをつぶやいたかと思うと、まるで機械人形を包み込むかのように青い光が周りできらめき始めた。

「―――――――、・・・・・―――」

ユーノが今までに聞いたこともない言語で機械人形は何かを呟く。すると、近くにあった本棚から本が何冊も飛び出し、機械人形の周りをくるくると回り始めた。

「・・・・検索、魔法・・・・!?それも・・・・こんな・・・・みたこともない術式・・・・!?」

ユーノが驚きの声を上げると同時に、機械人形の周りをまわっていた本たちが一斉に高速でページをめくり始め、ものの数分もしないうちにページをめくり終え、元のしまってあった所へと帰って行った。

「・・・・・ふう」

本たちが元の場所へ帰っていくと、機械人形を包み込んでいた青い光もフッっと消えた。

「・・・・・君は・・・・・一体・・・・?」
「・・・・分からないわ。だけど、あなたが緑色の何かを出したとき・・・・私もこれと似たようなことができる、そう思ったの」
「緑色の何か・・・・・とは、魔法陣のことか?」

コハクの問いに、機械人形はそんなものは知らないという。

「でも、なんとなくできると思ったの。そしたら体が勝手に・・・・ね」
「いや・・・・・ね、って言われても・・・・・」
「それとあともう一つ」
「?」



人差し指を立てながら、機械人形はうれしそうに言う。



「名前・・・・・思い出したの」
「!・・・・・思い出した?」
「えぇ」




機械人形の言葉に、フリージアはうれしそうに言う。




「じゃあ・・・・・今度こそ、自己紹介ですね」
「うむ」
「・・・・そうだね」




「うん。・・・・・私の・・・・・名前は・・・・」


















~エピローグ~


『・・・・・おい、ユーノ』
「ん?なにかな、クロノ」
『最近やたら仕事の仕上がりが早いが・・・・・なにかあったのか?』

通信機越しに、クロノはそうユーノに尋ねる。

「・・・・うん、あったね、確かに」
『・・・・お前、何か悪いことした無いだろうな?』
「してないよ・・・・」
『そうか、ならいい。こちらとしても資料が早く手に入るのはいいことだしな』
「そう」

「ユ~~~~ノ~~~~!?」

『・・・・なにやら呼ばれているようだが?』
「そうみたいだね。じゃ、そゆことで」
『あぁ、また頼む』
「はいはい」

ブツッ

「・・・・ふう」
「こらーーーー!?」
「うわぁ!?」
「な~~~にサボってんのよ?」
「さぼってないよ・・・・今クロノと話してた」
「はいはい。さっさと仕事する!これ終わったら休憩なんだから!」
「・・・・了解」
「はやくしないとフリージアもう紅茶の準備してるわよ~?」
「じゃあ、さっさと仕上げないとね」
「うん!」
「よし、がんばろうか!」
「・・・・・」
「・・・・?」
「名前・・・・」
「・・・・いちいち呼ばないとだめなの?」
「ダメ!」
「・・・・じゃあ、ガンバろっか、ソラ」
「・・・・うん!」














~END    長かったぜ・・・・
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