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少女と箱?そして動く? 中編

っつーことで中編です。いや~、世の中は厳しいことばかりだね。この前も予習やってなくて怒られたぜ。HAHAHA!・・・・はい、自業自得です。今度は授業前に友達にノート見せてもらおう・・・・(オイ

㊟ユーノとオリキャラばっかです。・・・・ばっかっていっても登場人物五人もいないけどwでもまあオリキャラ苦手な人は回避お願いします。

びっくり箱。そういった遊び心の箱ならば笑い話ですんだ。


しかし、箱の中身がバラバラになった女の人の体だとしたら、


あなたは笑い話ですませますか?








「無限書庫バラバラ殺人事件、始まります」
「始まらないから!?」














「・・・・な・・・・なんじゃこりゃああああ!?」

無限書庫内にユーノの叫び声が響き渡る。

「ちょっと・・・うるさいですよ、司書長」
「そうですよ、ここは書庫ですよ?」
「なにをそんなに驚いてるんですか・・・・」

そんなユーノに対し、書庫で働いている司書達が冷たい目線を向ける。

「いやいやいや!?叫ぶでしょ!?驚くでしょ!?バラバラだよ!?人が!女のひとが!!」
「え~?バラバラ~?」
「なんすか、それ・・・」

そういい、傍にいた司書数人がガラスでできた箱を見る。

「・・・あ、ほんとだ」
「これは・・・・バラバラですな」
「ですね」
「リアクション薄っ!?普通もっと驚かないかなあ!?」
「・・・・だって・・・・なあ?」
「あぁ、ここ最近変なことばっか起こってるからなあ・・・」

そういい、ユーノの隣にいるフリージアとコハクを見る。

「ここ最近で女の子とお姉さんがいきなり書庫から現れたんですよ?」
「そうそう。もはやちょっとやそっとじゃ驚きませんよ」

司書達はそれだけ言うと、すぐに自分たちの仕事を再開し始めた。

「・・・・・」
「ふむ、どうやら私たちは珍しい存在らしいな」
「そうなんですか~」
「・・・・もぉ、いい・・・・僕も何が何だか分からなくなってきた・・・・」







「・・・・で、どうしようか、これから」
「どうするも何も、とりあえずこの箱に閉じ込められている物体を取り出すべきではないのか?」
「物体ってあなた・・・・いくらバラバラでも人・・・・と呼べるのかなあ?よくわからないけど・・・・・とにかく!そんな呼び方は」
「ふむ、先ほどからユーノはこの物体を人と呼んでいるが・・・・」
「?」
「私の知る限り、この物体は人という概念に当てはまらない気がして仕方がないのだが」
「は?」
「ふむ、私が人と呼ぶものは・・・・そうだな、言葉を話し、文化を持ち、社会を形成、思考能力があり・・・」
「ちょ、ちょっとタイム!何言ってるのかさっぱり分からない!!」
「・・・・ユーノ、お前は意外と呑み込みが早いと思ったが・・・・」
「・・・・回りくどいこと言わないでてっとり早く核心だけを言ってよ・・・・」
「先ほど言ったではないか、コレは人ではない、と」

そういい、コハクはガラス箱に入れられている女のひと(?)を指さした。

「・・・・・へ?」
「・・・・もっと観察してみろ」
「か、観察って」
「中を覗きこめ、といっているのだ」
「なか・・・・・・!?」

ユーノがコハクの言われたとおり、今度はじっくりと見てみるとあきらかにおかしなことに気がついた。

「・・・・これって・・・・」
「うむ、人間には内部組織が存在するが・・・・」

その女の人の首や腕、足や胴体の切断面から見えるのは、骨や肉などではなく、何本も束になってできているコードのようなものだった。

「少なくとも私は、体の中身が電化製品のようなものでできているモノを人とは呼べんな」
「・・・・・じゃ、じゃあ・・・・これって・・・」
「ロボットさん、ですね」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・で、どうしようか、これから」












「・・・・・とりあえず・・・・どうやって開けよう?」

結局、コハクの開けよう宣言と好奇心からガラス箱から取り出すことにはなったのだが、いくら探しても蓋の様なものはなく、完全に密封されているようだった。

「ふむ、ただのガラスのようではないようだな・・・・まあ強度は弱そうだが」
「思い切って叩いて壊しますか~?」
「・・・・・意外と大胆だね、フリージア」
「ふむ、しかしそれが一番迅速かつ効率いい方法かもしれんな」

コハクはそう言うと、そばにあった椅子を手に取ると、おもむろにそれを持ち上げ、

「ふんっ!」
「ちょ!?」


ガラス箱めがけ一気に振り下ろした。

ガキィン!

「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・すまん、椅子が少し壊れた」
「少しっていうか全壊じゃないか!?」
「び、びっくりしました~・・・・・・って、あれ?」
「む?」「うん?」

ピシ、パキ・・・・

「お、お?」「まさか・・・いまので?」「あらら・・・・」

パリィイィン!!

意外とガラスのような物体はもろかったようで、コハクの一撃だけでバラバラに砕け散ってしまった。

「のわああぁあぁぁあああ!?ガラスが飛び散るうぅうぅう!!無重力空間でそれは危険す」
「落ち着け、ユーノ」
「落ち着いていられ・・・・って、あれ?」

ユーノの心配とは裏腹に、飛び散って行ったガラスの破片のようなものは、キラキラと輝きながらまるで空中に溶け込むように消えていった。

「・・・・な、なんじゃこりゃ・・・」
「きれ~ですね~」
「ふむ、私の知らない物質がまだあったとは・・・・・」

シュル

「?」「む?」「あれ?」

三人が消えゆくガラスの破片のようなものを見つめていると、今度はなにか別の音が聞こえてきた。

シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル・・・・

「・・・・え・・・・えぇ・・・?」「な、なんですか~?」「これは・・・・」

ユーノ達が音のする方を見ると、そこには無事に箱の中から解放されたバラバラの機械人形の体のパーツがあった。そして、

ブワッ!

「!?」「っフリージア!」「むっ!?」

むき出しになっている体の切断部分から見えていたコードのようなものが、一斉に吹き出し、まるで生きているかのようにウネウネと動き始めた。

「なんじゃああああ!?」「ぎゃあああああ!?」「のわああああ!?」「ひええええ!?」

これにはさすがに書庫にいた司書達も驚いたようで、そこらじゅうパニックに陥った。

「・・・・これは・・・」「あわわ・・・」「なんと・・・・」

とっさにユーノはフリージアを抱え込み、コハクとともにすぐにその場から遠ざかった。

シュルシュルシュルシュル・・・・・・ギュワッ!

切断部分から出てきた大量のコードの束は、ひとしきり暴れると、今度は互いが互いに絡まりあいだした。

「・・・・これって・・・・」「うむ、どうやら・・・・」

胴体の五か所の切断面から出ているコードの束は、本来そこにあるはずの体のパーツ部分から出ているコードと次々に絡まって行き、次第にバラバラだったパーツが、まるで胴体のパーツに引き寄せられるようにくっついていく。

シュルシュル・・・・ピタ

そして、最後に顔のパーツが無事胴体の首の部分とくっつき、バラバラだった体が、見事に綺麗な女の人の体へと変形した。





「・・・・・・」「・・・・・・」





ユーノとコハクが唖然としている中、ユーノに抱きかかえられたフリージアが口を開く。





「・・・・ロボットさん、ですか~?」





そして、その声にこたえるように機械人形は目をゆっくりと開き、





「・・・・ロボットって・・・・・何?」





そう、一言喋った。

















~あともう一回だけ続く
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