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少女と青い世界

久々の更新。一週間に一回は更新!・・・・のはずが一週間過ぎてら。時間がたつのって早いね。

㊟あいかわらずオリキャラが目立ちます。そーゆーの嫌いな方は回避お願いします~
「・・・・海ってどんなですか~?」
「・・・なに?」

ある夏の日の無限書庫、いつのまにかコハクのお気に入りの場所になっていた謎のテラスのような少し開けた場所で、フリージアがふいにコハクに尋ねた。

「前に本で見たんですけど・・・・うまくイメージが浮かばないんです」
「ふむ・・・・」

フリージアの問いに、コハクは紅茶の飲みながら考える。

「どんなもの、か。その質問に答えるなら・・・回答は千差万別、いくらでも答えを作ることができてしまうな」
「はあ~・・・」
「しかし・・・・あえてお前に分かるよう端的、そして簡略化して答えるとすれば・・・・」
「すれば?」
「・・・・まあ大きな水たまりのようなものだ」
「・・・・よく・・・・分からないです」
「ふむ、確かに今の言い方はとらえ方に不備があるな・・・」

そういい、コハクは頭をかく。

「・・・・まあ百聞は一見に如かず、だ。自身の目で確かめ、自身で答えを導き出すのが一番だろうな」
「・・・・はあ」
「ふむ・・・・要するに、だ。ユーノのやつに連れて行ってもらえ」



















「え?海に行きたい?」
「・・・・はい」

その日の夜、仕事を終えたユーノと一緒に自室へ帰ったフリージアは、さっそくユーノにそうお願いした。

「う~ん、海・・・・か・・・・そういえば最近・・・・っていうかここ数年行ってないなあ・・・・」
「・・・・・」

ユーノがひとり呟くのをフリージアは黙って見つめる。

「・・・・よし!フリージアの社会見学も兼ねて、今度の日曜行こうか!」
「!」

ユーノがそう言うのを待っていたかのように、フリージアはユーノに抱きついた。

「・・・・ありがとう、ですね~」
「うん、じゃあ・・・どういたしまして」
「えへへ・・・・わがまま言って良かったです」
「・・・・まあ、これくらいのわがままならいつでも聞いたげるよ。・・・・普段かまってあげれないぶんね」
「・・・・はい~、じゃあこれからもっとわがまま言います」
「はは・・・・それは厳しい」

・・・・・・・まるで恋人のような会話をしながら、その日は二人してすぐ寝ましたとさ。

















でもって日曜日、ユーノがずっと前にたまたま見つけた無人島に来た二人。

「おぉ~~~・・・・」

青い空、青い海、そして・・・・

「・・・・・熱いね、どうも・・・・」

不愉快なほど照りつける太陽がそこにはあった。

「ユーノさん!ユーノさん!砂が真っ白です!」
「あぁ、これは浜辺って言って」
「あ!貝殻ですよ!貝殻!」
「・・・・うん、そうだね」
「すごいです!水がこっちに向かって何度も押し寄せてきます!」
「波だね・・・・・ってフリージア、そんなに近寄ると」

ざぶん

「きゃあ!?」
「いわんこっちゃない」
「ふえ~、卑怯です。いきなりこんなに向かってくるなんて!」
「・・・・波に文句言ってもね・・・・」

そういい、濡れた両足にスカートがかからないよう、裾を握ってユーノのもとへと引き返す。

「こんなことならフリージアの水着買ってあげればよかったな・・・・」
「?水着って何ですか~?」

スカートが濡れないように、裾を結びながらフリージアは聞いた。

「あぁ、水着って言うのは泳ぐための服みたいなもので」
「あっ!見てくださいユーノさん!これがカニですか!?」
「・・・・それはヤドカリだよ」
「そういえばハサミがないですね・・・・」
「いや、ヤドカリにもハサミはあるよ?」
「ほんとですか?・・・・む~・・・・えいっ!こっち向けっ」

思った異常にはしゃぐフリージアを見て

「・・・・・連れてきてよかった」

誰にも聞こえないようにユーノはそう呟いた。














普段はおっとりしているフリージアだが、その日は一日中はしゃぎまわっていた。何か始めてみたものを見つけるたびにユーノを呼び、ろくに説明も聞かないままどこかへ走ってゆく。そんなフリージアを、ユーノはただ必死に追いかけるので精一杯だった。

「・・・・ふう・・・・」

ようやくフリージアも疲れたのか、持ってきた飲み物を日陰で飲みだし、いったん休憩タイムに入った。

「・・・・・」

横でおいしそうに飲み物を飲む少女を見て、ユーノは一人思う。
思えば、フリージアはどこかへ連れて行くたびにとても楽しそうにする。それは、同年代の子供が見せる様なはしゃぎようではなく、必要以上に目に見えるすべてに対して質問してき、まるで今までにこのような体験をしたことがないかのように見える。

「・・・・・?なんですか~?」

この少女は今までにどんな過去を背負ってきているのだろう。それはきっと自分では想像できないようなモノで、たとえそれを知ったところで彼女にしてあげれるのはこれぐらいしかない。

「うん・・・・なんでもないよ」
「ん、・・・・~♪」

ならば自分が彼女にしてあげれることを精一杯すればいい。少なくとも、二度と彼女が寂しい思いをしないように。
ユーノはそう思いながらフリージアの頭をゆっくりと撫でた。


















「・・・・もう日が沈む、か・・・・」

休憩が終わった後もフリージアのすることは変わらず、ただひたすらに走り回っていた。

「・・・・はあ~・・・きれいです・・・」

海の向こう、地平線に沈んでゆく夕陽を眺めながらフリージアはつぶやいた。

「・・・・・ついさっきまではあんなに青かったのに・・・・今では一面黄金色です」
「・・・・うん・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」

しばらく二人は、ただ黙って沈みゆく太陽を見つめていた。

「・・・・帰ろっか?」
「・・・・はい~」

どれくらいたっただろうか、周りが暗闇に染まりそうになったとき、ユーノがそう言い、フリージアと手をつないで転移魔法と唱え、管理局へと帰って行った。

「・・・・・」

転送する際にフリージアが最後に見た景色は、完全に太陽が地平線に沈むところだった。


















   ~エピローグ~


「はい、お土産、です」
「む?」

次の日の昼時、あいかわらず書庫のテラスのような開けた場所にいるコハクに向かい、フリージアは小瓶を差し出した。

「これは?」
「砂浜から持って帰ってきました~」
「ふむ・・・・」

フリージアが持ってきた小瓶には、白い砂が入っており、テラスの窓から入ってくる太陽の光に反射してキラキラと輝いていた。

「これはたいへん貴重なものをいただいたな、感謝する」
「はい~感謝されました~」
「ところで・・・・海はどうであった?」
「・・・・その答えには~・・・・え~・・・っと・・・・」
「ふふ・・・・」
「とにかくもう~・・・すごかったです。それと・・・・とても楽しかったです」
「そうか」

フリージアの答えに、コハクは満足したように微笑む。

「フリージア~!?」
「あっ、ユーノさん~!ここです~!・・・・じゃあ呼ばれているようなので~」
「うむ、また来るといい」

そう言い、フリージアは去ろうとしたが、

「あっ」
「む?」

ふと思い出したようにコハクに振り返り、

「いい忘れてました~」

一言。

「海の水ってしょっぱいんですよ?」












               ~FIN






























ってことでした。そもそも、なんでこんなssを書こうと思ったのは、管理人が海に行ってきたからです。・・・・・いや~、意外と人がいなくて助かりました。はい。・・・・・次からは一週間に一回は最低更新します・・・・


以下コメ返~




>レイジングフェイトさん
映画ではやてたちの出番がないのは非常に残念です・・・・。ひょっとしたらはやてだけでもワンシーンねいいから出ませんかね~?
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コメント

No title

ちょうど明後日海に行く予定だったので明後日が楽しみになるssでした
ありがとうございます^^
そしてやっぱりフリージアが可愛いです
私も住んでいる所が海の無い県なのでフリージアのはしゃぎように少し共感できます

感想!!

仄々した話ですね。何か癒される・・・。この先如何成っていくか楽しみです。
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