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あるコハク日和、無限書庫にて  後編

ってことで後編です。特別なオチもなけりゃあビックリな展開もありません。ただ会話があるだけです。・・・・それでもいいってかたはどうぞ・・・(爆)
とにもかくにもユーノにとっては変な展開になってしまった。

「・・・・ほう、つまり昨日の少女はお前の連れだったのか」
「連れっていう表現はどうかと・・・・どちらかといえば知り合い、いえ、家族みたいなものですよ」
「家族・・・か。ではお前は人妻ということになるな」
「は?」
「む?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「すまん、未亡人かなにかか?」
「僕は男です」
「ほう、それは意外だな」
「はあ・・・・」

なぜこんなことになってしまったんだろう。ユーノはそう呟く。しかしその質問に答えるものは誰もいない。なぜなら

「しかしそのしゃべり方はなんとかならんのか?堅苦しくて仕方がない」
「へ?」
「もっと砕けてしゃべってくれ。私的に助かる」
「はあ・・・わかったよ・・・」


そこにはユーノとコハクと名乗る女性しかいなかったから。












「そういえばコハクさんはなんでここに?っていうかいつから書庫にいたの?」

だれが何のために作ったか分からない、書庫内のどこかにあるテラスのような少し開けた場所でユーノとコハクは椅子に腰かけ話す。

「ふむ・・・・その質問に明確な答えは私には導き出せんな」
「え?」
「何故なら私が何故、いつからここにいたかは私自身にもわからないからだ」
「・・・・はあ」

コハクの答えに、首をかしげてユーノは答える。

「まあ存在理由など後からいくらでも導き出せるからな。大切なことは今私とお前がここにいる、それで充分だ」
「・・・よく分からないけど・・・・まあいいや」
「うむ、小さなことに気にかけていたら進まんからな」

ひょっとしたら、コハクもフリージアのように何かしらの理由で無限書庫に長い間いるのかもしれない、ユーノはそんなことを考えながら会話をしていた。

「しかし・・・こうも続けて話の通じるものに出会えるとは・・・・おかげで喋り方を思い出した」
「普段は出会わないんですか?その・・・・話の通じる?みたいな・・・・」
「うむ、大抵はそこらを埋め尽くす本としか出会わんからな。生きて、かつ私の言葉が理解できる生命に会えることはまずなかった」
「・・・・コハクさんはずっとここに?」
「あぁ、少なくとも私という自我が形成されたころにはここに存在したな。気がつけば一人ここを漂っていた」

そう言い、コハクは目を細めどこか彼方を見つめる。

「・・・・じゃあ言葉とかは独学で?」
「いや、最初から知っていた。喋り方も、感情のコントロールの仕方も、な。・・・・まあ今までほとんど話の通じるやつに出会ったことがなかったからな、どちらかといえば本を読めて、内容を理解できたことの方が私にとっては利点だったのかも知れん」
「はあ」
「ちなみに服は何故か着ていた」
「・・・・さようで」


















ピー―――――


「む?」
「・・・・あ、こんな時間・・・」

しばらくの間たわいのない話を二人がしていると、ふいにユーノがしている時計から音が発せられた。

「ごめん、実は僕まだ仕事中だったんだ。・・・・今日は・・・・これで失礼するよ」
「そうか・・・ならば最後に一ついいか?」
「え?」

席を立ち、去ろうとするユーノをコハクが引き留める。

「進めるということは・・・・とても大切なことだ」
「は?」

コハクのセリフに、ユーノは首をかしげる。

「過ぎ去ってしまった時間は二度と戻らない、だからこそ皆今を大切にする。・・・・そう思わないか?」
「・・・・」

ユーノはただ黙ってコハクの言葉を聞く。

「確かに先が見えないということは誰もが恐れることだ。だがな、だからといって何もしないというのは後悔しか生まない。ただ後悔するくらいなら何かをやって失敗した方がいい、そう思わないか?」
「・・・・なんでそんなことを?」
「簡単なことだ」

コハクはその青い瞳でユーノを見つめる。

「ユーノ、お前、今を生きているか?」
「・・・・」
「・・・すまない、だが言わせてもらう。今のおまえはただひたすら仕事をこなすだけの毎日を送っている、違うか?」
「・・・・何でそう思うの?」
「なんでだろうな?女のカン、そういうことにしておいてくれ」

そういい、コハクはフッと笑う。

「忘れるな、今は今しかない。何もしないでいても次は来る。・・・お前にはな」
「・・・・君は・・・ひょっとして」
「さあ、もう行くがいい。仕事の最中なのだろう?」

ユーノの言葉を遮るようにコハクは言う。

「・・・・うん」
「うむ、今の言葉の意味、よく考えてくれ」
「・・・ねえ、コハクさん」
「うん?」
「・・・・また、会えるかな?」

ユーノのその言葉に、


「お前が私に会いたいと思えばいつでも会えるさ。・・・・私は・・・・ずっとここにいるのだからな」


コハクは笑ってそう答えた。




























     ~エピローグ~


「・・・・ねえ、フリージア」
「はい?」

仕事が終わり、自室に帰ってきたユーノがフリージアに声をかける。

「今度どこか・・・遊びに行こうか?」
「・・・・え?」

ユーノの言葉に、フリージアは驚いた。

「前に資料を整理している時きれいな場所を見つけてね、ピクニックでもいこうか」
「・・・はい~、それは楽しみです」
「うん。アルフも誘ってさ、久々に有給使って」
「・・・・でも」
「うん?」
「どうしていきなり行こうと思ったんですか~?」

フリージアの問いに、

「・・・・さあ?なんでだろうね?」
「はあ・・・」

ユーノは笑って答えた。










           FIN






































・・・・はい、管理人です。・・・・なんじゃこりゃ?ほんと意味不明なssですね~・・・結局何が書きたかったのか分からん(爆)・・・・ちなみに今回出てきたオリキャラであるコハクですが、彼女の時間は存在した時から止まっています。そのため、次があるユーノには今という時間を大切にしてほしくて姿を彼の前にあらわしました。何で無限書庫から出ないのか、何でユーノのことを知っていたのか、そこらへんは時間の都合上省きました(爆)いつか書けたらいいなあ・・・


以下コメ返です


>さちりかさん
毎回楽しみにしてもらって光栄っす!!今回はなんか変な感じで終わっちゃいましたが・・・・次はもっといいss書けたらいいなあ
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コメント

No title

フリージアが可愛すぎるなぁと最近思っています
1回描いてみたいんですが良いでしょうか・・・?
イメージが壊れる可能性があるのでダメなら言ってください;
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