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元司書長が幻想入り 第八話

書く内容はすでに出来上がってるのに、それを書く時間がない(´;ω;`)

大学生って、意外とひとりの時間がないんですね・・・・・。

付き合いのしんどさを実感してます・・・(´・ω・`)
「・・・・それで、そのまま彼を探さずに帰ってきた、と」

「・・・はい・・・」




冥界にある日本屋敷、白玉桜の一室に、西行寺幽々子と魂魄妖夢がいた。


「・・・・妖夢」

「は、はい」



幽々子にしては珍しく、少し怒った口調で言う。



「今すぐ彼を探しに行きなさい」

「で、でも・・・・幽々子様のご飯の用意が・・・・」

「あのね・・・・私のご飯と客人の命、どっちが大切なの?」

「そ、それは・・・・・」



幽々子様のお食事、とはいえない妖夢。



「いいから。さっさと探してきて頂戴。・・・もう手遅れかもしれないけど、見つかるまで帰ってきたらダメよ」

「そ、そんな!?」

「いいから。早く行ってきなさい」

「・・・・は、はい」



横に置いていた二本の刀を握り締め、急いで妖夢は飛び立って行った。




「・・・・はあ・・・・融通のきかないというか・・・・・」



そんな妖夢を見送りながら、幽々子は溜息をつく。










「・・・・そこら辺の妖怪に食べられてないといいけれど」






















「・・・・・う・・・ん・・・・」



妖夢が白玉楼を飛び出した頃、




「ここは・・・・?」


ユーノは、ようやく意識を取り戻した。



「どっちを向いているのかしら?」
「!?」



もっとも、そこは現実世界ではなく、



「!あなたは・・・・・」

「御機嫌よう。気分はドウかしら?」





八雲 紫による、世界だったのだが。











「え・・・・と・・・?」

「あらあら。今の自分の状況がさっぱり分からない、って顔してるわね」



さもおもしろそうに、紫は言う。いつもの、妖艶な、それでいて人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべて。



「はあ・・・」

「まあ、別にそんなことはドウでもいいのだけれど・・・時間がないから簡単に説明してあげる」

「説明?」

「そうよ。・・・・今あなたの夢のなかに介入してこうやって話してるのだけれど、あんまり長居しすぎるとあなたに負担がかかるから」

「え?夢のなか・・・に介入?」



いきなりの紫のセリフに、困惑するユーノ。



「気にしなくて結構。・・・・・そうね・・・・まず、あなたはさっき死んだわ」

「・・・・は?」

「正確には、死んでいた、だけれども」

「え?しん・・・・・え・・・・?」

「覚えてない?貴方、妖精の弾幕を受けてそのまま地面に落下していったのよ。それも、頭から」

「・・・・・う・・・ん・・・・?」



ぼやける頭で、必死に思い出そうとするが、何も浮かび上がってこないユーノ。



「覚えてないなら、尚更結構。あんな惨めな姿、覚えていても恥ずかしいだけだもの」



呆れていう紫に、すこしムッとした表情をするユーノ。



「・・・・まあ、結局私が助けてあげたんだけどね。地面に落ちる前に拾ってあげて、そこらへんの竹にひっかけておいたから。・・・・・今頃運ばれてるんじゃないかしら?」

「・・・・・」



先程からだが、いまいち紫の言っていることが理解できず、ユーノは顔をしかめる。



「・・・・そんな難しい顔しないでくださる?不快だわ」

「ふ、不快って・・・・・」

「まあ、何はともあれ、助かってよかったわね。だけど、なんども私がこうやって助けてあげれるわけじゃないの。・・・・だから、次からは気をつけなさいよ」

「はあ・・・・気をつけます・・・・」



とりあえず相打ちを打つユーノ。





「・・・・・・あなたに死なれたら、困るから」

「え?」



少し、声を小さくして彼女は言う。




「・・・大切な、とても大切な体なんだから。大事にしなさい。・・・・よくって?」

「・・・・それは、どうい」

「さあ、そろそろ目覚めなさい。いつまでもこうしてるわけにはいかないから」

「え・・・・っ!?」



彼女がそう言うと同時に、ユーノの意識は薄れていく。







「・・・・・まあ・・・・別に貴方である必要は、あまりないのだけれど」




そんな言葉を残して、彼女はユーノの夢か消えていった。





















「っ!?」

がばっ
「きゃっ!?」

紫の言葉が聞こえなくなった瞬間、飛び上がるように、ユーノは上半身を起こした。


「・・・・・う・・・・あ・・・?」

ぼやける頭で、周りを見つめるユーノ。
どうやら先程の世界と違い、そこは白くて明るい場所だった。

「・・・・・」

そんなユーノの横で、一人の女の子が、ユーノのいきなりの目覚めに驚いて、一人尻餅をついていた。

「・・・・・え、と・・・?」
「・・・・・・」

驚いた表情でユーノを指さすその女の子と、ふいに目線があったユーノ。

「・・・・・・」
「・・・・・・」

固まったまま、お互い見つめ合うふたり。

「・・・・・うさ、ぎ・・・?」

女の子の頭の上で、ピョコピョコと揺れ動く、白くて大きなうさぎ耳を見て、ふいにユーノが呟いた瞬間、


「・・・・・し、師匠~~~!!生きてます、生きてますよーーー!!」

女の子はそう叫びながら、どこかへ走り去っていった。


「・・・・・なん・・・・?」

一人、ぽつんと残されたユーノ。

「・・・・ここ・・は・・・?」


少し痛む頭を抑えながら、ユーノは周りを見渡す。

障子に囲まれ、畳が敷き詰められた一室。白玉楼と似ているが、どこか薄暗い雰囲気が漂っていた。


「あら?ほんとだわ」

「!」

ふいに、うしろから女性の声がした。


「・・・・・あなた・・は・・?」


そこには、先ほどのうさ耳の女の子と、綺麗な女性がユーノを見つめ、立っていた。


「生きてたなんて、ホントびっくり。心臓止まってたはずよねえ・・・?」


一人は、長い綺麗な銀髪に、赤と青で彩られたナース服のような格好をした女性、


「そうですよ!私も確認しました!」


もうひとりは、先程のうさ耳の女の子。以前なのは達が着ていた、ブレザーのような服を着ていた。


「え・・・と?」


いきなりの登場に、困惑するユーノ。


「まあ・・・・・こうやって動いてるからには、生きてるんでしょうね。それとも、幽霊かしら?」

「ゆ、幽霊・・・・」



面白そうに、首をかしげる女性。




「・・・・まあ、どちらしろ貴重なサンプ・・・もとい、患者さんね。ようこそ、永遠亭へ」





そういい、女性はユーノに微笑みかけた。
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