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元司書長が幻想入り 第七話

久々な幻想1シリーズですー。


・・・・・タイトルつけ忘れてた(ノ∀;`)

~あらすじ~

魔理沙という女の子に連れられ、香霖堂という道具屋にたどり着いたユーノと妖夢は、そこで店主の森近霖之助という青年と、十六夜咲夜という女性と出会った。ひょんなことから妖夢が倒してしまった本の山を、魔法で元通りになおしたユーノに、霖之助はその力を使って店の裏にある倉庫を整理して欲しいと頼んだのだが・・・・
「ふうん・・・・・本を片付ける能力・・・・ねえ・・・・」



そこは、風通りもなく、日当たりもない、うすぐらい地下にある大きな部屋。
大量の魔導書があるソコを、知る人は大図書館と呼ぶ。
そんなカビ臭いところに、女性の声が響き渡る。



「いかがいたします?」



一人は、先程まで香霖堂と呼ばれる道具屋に買出しに行っていた十六夜咲夜。そして、もう一人は全身紫色の女性。この図書館の主でもある、パチュリー・ノーレッジという女性。


IMG_0001_20100809190658.jpg



「・・・・連れてきて頂戴。最近じゃ小悪魔だけじゃ整理できないもの」

「承知いたしました」


その言葉を最後に、咲夜は音もなくその場から居なくなった。



「・・・・けほ」



そしてまた、図書館に静寂が訪れる。

・・・・たまにもれる、パチューリの喘息の音以外は。






























「・・・・よかったんですか?あれだけで・・・・・」



人里から少し離れた上空で、妖夢がユーノに尋ねる。



「というか・・・・着替しか手に入ってませんが・・・・」



あの後、約束通り店の裏にある倉庫にやってきたユーノは、店主である森近霖之助と十六夜咲夜というメイド服を着た女性に見つめられながら、ごちゃごちゃだった倉庫を、霖之助の言うとおりにものの数分で綺麗に整理整頓し終え、代価として服を何着かもらい、香霖堂という道具屋を後にした。



「大丈夫大丈夫。普段からモノをそんなに使わないしね」

「はあ・・・・・・ん?」



大事そうにもらった服を抱えるユーノと、両手に大量の食材を抱えた妖夢が並んで飛んでいると、前からなにやら青い影がこちらに向かってきているのが妖夢の目に入った。



「ふんふーん♪・・・・・お?」



ユーノと妖夢が近づくと、その青い影は女の子であったことがわかった。綺麗な青い髪の上で、大きな青いリボンをつけており、胸に赤いリボンを結んだ青色のワンピースという、全身青色の格好をしていた。



「?・・・はね・・・・?」



そしてユーノを最も驚かせたのは、女の子が空を飛んでいることではなく、その子の背中から生えているように見える、左右三本づつの氷の羽のようなものだった。



IMG_0002_20100809190852.jpg




「げ」

「おー、お前・・・・どっかで見たことあるような・・・ないような・・・・・?」



嫌そうな声を上げた妖夢を見て、その女の子は、必死に何かを思い出そうと首を傾げる。




「こっちは知らん。・・・・行きましょう、ユーノさん」

「え?あ、ああ・・・うん」

「・・・・なんだー?無視するなー」



いきなり無視されそうになったのが気に食わなかったのか、女の子は横を通り過ぎようとする妖夢の前に飛んでいき、進路に立ち塞がる。




「・・・・邪魔だ、どけ」

「おお!?なんでお前にそんなこと言われなきゃならないんだよー!?」

「・・・え、えと・・・・?」




明らかに苛立っている妖夢と、妖夢の言い方にカチンときたのか声を荒げる女の子。




「はあ・・・・・バカはやたらと絡んでくるから困る」

「あぁ!?お前、今バカっていったなー!?」

「ちょ・・・・ちょっと・・・・?妖夢さん?」




明らかに女の子に対する態度が冷たい妖夢に、困惑するユーノ。



「行きましょうユーノさん、こんなのに構っていたら幽々子様の夕飯に間に合いません」

「こんなのって言ったな~!?」

「・・・・・怒こってる・・・よ?」

「いいんです・・・・いつものことですから・・・・・明日には忘れてますよ」




いい加減疲れたのか、ため息を突きながら妖夢は再び進もうとする。しかし、意地でも妖夢を通そうとしまいと、女の子は睨みつけながら、両手を広げ妖夢の前に立ち塞がる。




「・・・・おい、聞こえなかったか?そこをどけと言っているんだ」

「はっ!!さんざんバカにして・・・・・もーぅ許さん!!!氷漬けにしてやる!!」




女の子はそう言い、横に広げていた両手の妖夢に向け、



「これでもくらえっ!」



自身の周りに創りだした氷の礫のようなものを妖夢に向けて、何発か発射した。





「!?」

「ふん」



一瞬何が怒ったのが理解できなかったユーノに対し、いきなり自分に向かって飛んできた氷の礫を軽々とかわす妖夢。





「遅いな、相変わらず」

「ムキー!!!!!」




馬鹿にするように女の子に向かってそういう妖夢に、女の子はムキになって、先程と同じように氷の礫を何発も妖夢に向かって発射する。しかし、妖夢は涼しげな顔でそれらをすべて紙一重でかわしていく。




「はぁ・・・はぁ・・・・・」

「なんだ?もう終わりか?」


「っ、うるさいっ!あたしはまだ本気の半分も出してないんだぞ!」

「そうか」

「ムキーーーーー!!あたしをほんきでおこらしたなあ!?」








「・・・・あ、あの~・・・・ヨウムさん?」




女の子による氷の礫の弾幕が一旦やんだのを見計らって、ユーノがおずおずと妖夢に話しかける。




「?どうしました」

「い、いや・・・・えと・・・・なんていうか・・・・」

「あぁ、心配しなくても大丈夫です。もう少しで、疲れて勝手に自滅しますから」

「え?その・・・・」

「とりあえず、もう少し後ろで待っててもらえますか?・・・・・両手がふさがってなかったらあんな雑魚一瞬で消せるんですが・・・・・」

「・・・・・・・」





ギャーギャーと騒ぐ女の子を一瞬ユーノは見て、




「・・・・とりあえずおまかせします」

「はい」





とりあえず言われたとおり後ろで待機しておくことにした。





「いいか!?あたしが本気だしたらおまえなんか一瞬で氷漬けなんだぞ!?」

「ふん。じゃあやってみろ」

「いったなあ!?こうかいするなよ!?」






妖夢の挑発に、女の子は息を吸い込み、



『アイシクルフォール!!!』



そう高々と叫んだ。すると、今度は女の子を覆い囲むようにして大きな氷の塊が発生し、




「くらええっぇぇぇぇええええええ!!!」



それらを一斉に妖夢に向けて発射する。




「・・・・!」




それは、まさに氷の弾幕。いくつもの氷の槍が、妖夢襲いかかる!!!



「・・・・・・え?」




・・・・・・はずであった。そう、確かに、女の子は妖夢を狙って氷弾を発射したはずだった。しかし、女の子の狙いとは裏腹に、女の子の左右から飛んでいった氷弾は、妖夢の横を見事に円を描く様に通りぬけ、そして






「ちょ!!?」





妖夢の後ろにいたユーノに、一斉に襲いかかった。




「っユーノさん!?」

「あ」





ドガッシャーン!!








辛うじてシールドを展開し、直撃をまぬがれたユーノ。しかし、あまりにもいきなりの事に、衝撃までもは防ぎきれ無かったユーノは、



「・・・・・っ」



その衝撃の強さに耐えきれず、




「ユ・・・・・・・さ・・・・・・!・・・・・」




かすかに聞こえた妖夢の声を最後に、飛んでいく意識とともに、そのまま真下に見える竹やぶへと落ちていった。












ーつづく
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コメント

No title

いろいろとフラグがたってきてますねwww
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