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ユーノとお姉さん   後編

どうも、管理人です。とりあえず「ユーノとお姉さん」、終わりました。しかし・・・・前、中、後編にすればよかった・・・・なんか最後急ぎすぎてる感が・・・・・とりあえずどうぞ~~~










~十五年前 ミッドチルダのどこか~





「お~い、ユーノー!」
「何~?」
「悪いんだけどさあ、俺母ちゃんのペンダントどっかに落としちまったみたいなんだよ」
「・・・・・それで?」
「だからさ~、お前のお得意の探索魔法でこう・・・ちょちょいと」
「ユ~~~ノ~~~~!」
「・・・・何?」
「それがさ!ついさっき鉱山あさってたらさ、見たことのない石見つけたんだよ!」
「・・・・・それで?」
「いや、お前なら知ってそう」
「おい!俺が先に聞いてんだぞ!?」
「別にいいじゃん、すぐにすむって」
「え・・・・えと・・・」
「これ!」
「あいてっ!?」
「って!?」
「あ・・・・・」
「ユーノが困ってるでしょ!・・・・全く・・・・あんたたちはすぐにユーノに頼ろうとするんだから」
「なんだよ~~」
「っていうかユリねぇは何しに来たんだよ?」
「え?あぁ、そうそう。ユーノってさ、転移魔法得意だったよね?ちょっと連れて行ってほし」
「ユリねぇちゃんもユーノ目当てじゃんか!」
「ええい、私はお姉ちゃんだからいいの!」
「なんだよそれー!?」
「・・・・・はは・・・」









「・・・・ふう・・・・」
「あ、いたいた」
「ん?・・・・ああ、ユリお姉ちゃんか・・・」
「なんだなんだ~?私じゃいけないのか~?」
「そっそんなことないよ!むしろユリ姉ちゃんでよかったって言うか・・・」
「あら?それはそれはうれしいねえ。・・・・ひょっとして・・・・」
「うん?」
「今のは告白かい?」
「っ!?ちっっっ違うよっ!?なんでそうなるのさ!?」
「あはー」
「あはーじゃないよ・・・・」









「・・・・で、なんでいきなり逃げたのさ?」
「逃げたっていうか・・・・あのままだと、いろいろとめんどくさそうだったから・・・・」
「めんどくさいってなにさ~?私の頼みは聞けないってか~?」
「そっそんなことないよ!?ただ、みんなから言い寄られて・・・なんていうか・・・」
「あはは!別に怒ってないんだからさ、そんなに焦らなくともいいよ?」
「うっうん・・・」
「・・・・それでさ、今ユーノ暇?」
「?うん、暇だよ。ちょうど遺跡発掘関係の用事ないし」
「そっか!よし、じゃあさっきのお願い、聞いてもらえる?」
「さっきのお願いって・・・・転移魔法のこと?」
「そうそう!・・・・あの泉まで・・・お願いできる?」














~ミッドチルダのどこか  秘境の泉~




「・・・・はい、着いたよ」
「は~・・・・毎度ながらすごいね、ユーノ」
「そんなことないよ?別に本読んでたらたまたま出来るようになっただけだし」
「・・・・それは魔法が全然使えない私への挑戦状かい?」
「ちっ違うよ!?」
「はいはい。だから怒ってないって」
「・・・・・ぁぅぁぅ」
「・・・・・それにしても・・・」
「?」
「変わらないね、ここ。・・・・ユーノがさ、遺跡発掘の調査メンバーに立候補するって言い出した・・・・あの時とずっと」
「・・・・うん」
「・・・・すごいよね、立候補した次の日には現場指揮の副監督に選ばれるんだもん」
「・・・・」
「びっくりしたな~、あの時。・・・・正直さ、ユーノが?って感じだったんだけどね~」
「あはは・・・無理もないよ、僕だって今だに信じられないもん」
「・・・・変ったね、ユーノ」
「え?」
「昔はさ、人前で笑うどころかなかなか喋ってもくれなかった」
「・・・・・」
「それが今ではみんなに頼られる存在になっちゃって。・・・・・ま、私としてはうれしいんだけどさ」
「・・・・ユリ姉ちゃんのおかげだよ」
「ん~?そんなことな」
「あるよ。・・・・ユリ姉ちゃんがいなかったら僕はずっと・・・・一人だったよ」
「あらら・・・・それはちょっといいす」
「そんなことない。・・・・遺跡発掘のことだって、ユリ姉ちゃんが僕に魔法教えてくれなかったら絶対出来なかった」
「・・・・ま、私は魔法つかえないから基礎的なことしか教えなかったけどね~?」
「それでも・・・ユリ姉ちゃんのおかげだよ」
「あはー・・・・じゃあ、そーゆーことにしとこっかな~?」
「・・・うん」











「ねえ、ユーノ」
「うん?」
「私はさ、みんなが大好きなんだ」
「・・・・知ってるよ」
「一族のみんなだけじゃなくて、一度きりしか会うことのない人ですらも。・・・・だからさ、みんなにずっと笑ってもらいたいんだ」
「・・・うん」
「だから・・・ユーノもずっと笑っててね?」
「・・・・ユリ姉ちゃん?」
「さ!いこっか?そろそろみんな遺跡から帰ってくる頃だろうし!」
「・・・・うん」











―――――――思えば・・・・その日の彼女は不自然だった








―――――――別に何が不自然かって聞かれると分からない








―――――――でも・・・・なぜだろう?








―――――――その日の彼女は・・・・いつも以上に笑顔が眩しかった
















  ~ 一週間後    ミッドチルダのどこかの遺跡~





「・・・・ふう・・・」
「お~う、お疲れさんユーノ。どうだ?初めての遺跡調査は」
「あ、監督。・・・じゃなかった、おじさん、お疲れ様です」
「おいおい!いつも敬語使うなって言ってるだろ?」
「え?あ、うん。次から気をつけるよ」
「おう。・・・・・なあ、ユーノ」
「何?」
「・・・おめぇ、ユリの事どう思ってる?」
「は!?・・・・えぇ?何?それ」
「おいおい、そんなに驚かなくてもいいだろ?」
「・・・うっうん」
「・・・・で、どうなんだ、実際」
「・・・・ユリ姉ちゃんは・・・いつも騒がしくて、それでいてうるさくて・・・」
「ほ~?」
「いつも僕をからかって・・・・すぐに遊びたがって。・・・・それで・・・・」
「ん?」
「とっても・・・優しい」
「・・・・そっか・・・優しい・・・か」
「うん。・・・・いつもみんなのこと考えて・・・みんなの笑う顔が大好きって言って・・・・」
「・・・・・そう・・・だな。あいつは・・・・」
「・・・・」
「俺の自慢の娘だ」












 ~ 数日後   遺跡調査最終日~




「・・・・ふう」
「どうだ?」
「ん~・・・どうやらこのへんにはもう何もないみたい」
「そうか。よし、みんなそろそろ引き揚げ」
「かっ監督!!」
「?なんだ!?」
「むっ娘さんが・・・・!」
「!!」
「え?あっ、おじさん!?」












 ~ミッドチルダのどこか   スクライア一族のテント~





「っおい!!ユリ・・・・っ!?」
「あなた・・・・・」
「・・・・・・あ・・・・・そ・・・ん・・・・・な・・・・・」
「・・・・パパ」
「・・・・嘘・・・・だ・・・ろ?」
「・・・ううん、どうやら・・・・きちゃったみたい」
「・・・・・・」
「おじさんっ!?ユリ姉ちゃんがどうし・・・・っ!?」











―――――――転移魔法で消えたユリ姉ちゃんのおじさんを僕はすぐに追った








「・・・・ユーノ・・・」








―――――――そこで僕が見たのは








「ユリ・・・ねえちゃん・・・・・?」








―――――――体全身が見たこともない文字で埋め尽くされている








「あはー・・・・ばれ・・・・ちゃった」








―――――――痛々しい笑顔を僕に向けるユリ姉ちゃんだった















「・・・・え・・・?なに・・・・それ・・・?」
「・・・・くっ・・・・なんで・・・・!!」
「・・・・うっ」







――――――気がつけば大人たちが皆泣きそうな顔で、僕を含めた子供たちは何もわからずただユリ姉ちゃんを見つめるだけで









「・・・・ユー・・・ノ」
「・・・・ユリ姉ちゃん・・・・なんなの・・・・ねえ・・・・ユリ姉ちゃんになにがおこってるの!?」
「・・・・・」
「うっ・・・うう・・・・あ・・・」









――――――大人はみんな僕の質問には答えてくれなくて、泣きそうな顔をするだけで









「・・・・ユーノ・・・・これはね・・・・幸せにしてくれる魔法なの」
「・・・・魔法・・・・?」









――――――結局答えてくれたのはユリ姉ちゃんで、とてもつらそうな顔で









「そう。・・・・・この魔法のおかげで・・・・私は今まで生きてこれたの」
「・・・・・え?いき・・・・・え?何を・・・言ってるの?」
「・・・・・私ってさ・・・・実は・・・本当は生まれてすぐに死んじゃう病気にかかってたの」
「・・・・何を・・・・」
「だけど・・・・私が生まれたそのときね、ちょうど旅の人を集落に泊めてあげてたんだって。・・・・それで・・・その旅の人がすごい魔法使いで・・・・・・・親切なその人は泊めてくれたお礼に私に魔法をかけてくれたの」
「・・・・わけわかんないよ・・・・!なにいってる」
「きいて」
「っ」









――――――ユリ姉ちゃんの声はとても小さくて、でもすごく心に響いて









「・・・・それでね、その魔法っていうのが・・・・・これなんだ」









――――――そういってユリ姉ちゃんは自分の体に浮かび上がっている文字を指さして言った









「よくわからないけど・・・・・私が魔法を使えなくなる代わりに・・・私にかかってる病気をちょっとだけ抑えてくれるんだって」
「・・・・・・」









―――――――このとき僕の頭にひとつ浮かび上がったものがあった









「・・・・まあ・・・ちょっとっていっても・・・・十年は・・・・もったんだ。すごい・・・・のかな?わからないや」
「・・・・ねえ」
「うん?」
「ユリ姉ちゃんは・・・・平気・・・・なんだよね?」
「・・・・・」









―――――――僕の一言に、ついに泣き出す大人まであらわれた










「全然・・・・なんともないんだよね?」
「・・・・ねえ・・・ユーノ」
「答えてよっ!?全然平気だって・・・・いって・・・・よ・・・・」
「・・・・ユーノ」









――――――大人たちが泣き出すのをみて、ようやくことの重大さに子供達も気付きはじめた









「ユリ姉ちゃん・・・・ねえ・・・・起きてよ・・・・」
「・・・・・ユーノ・・・・・・覚えてる?」
「・・・・え?」
「私が・・・・大好きなもの」
「・・・・・」









―――――――そんなもの、きまってる









「みんなの・・・・笑ってる・・・・か・・・・お・・・」
「・・・・うん」









―――――――だめだ、こんなんじゃ









「だからさ、ユーノも・・・・みんなも・・・・」









―――――――笑わないといけないのに。彼女の前では









「泣かないで・・・・笑って・・・ほしいな?」
「ないって・・・ないっ・・・・!」
「ねえ、ユリねぇ・・・・なんともないよね?」
「ううっ・・・・なんっで・・・・この子が・・・!」
「ちくしょう・・・!」









―――――だって









「ユーノ・・・・・約束・・・してくれる?」
「う・・・あ・・・ああ・・・いや・・・・だ・・・・そん、な・・・お別れみたいっな・・・ことっ・・・」
「・・・・ずっと・・・・これからも・・・笑って・・・・てて・・・ほしいな・・・?」









――――――約束したもの









「そんなのっ・・・・!いわれなくても笑うから!ねえ!?・・・・いつもみたいに・・・・もっと大声でしゃべってよ・・・」
「・・・・・」









―――――――もう、彼女を不安にさせないって









「いつもみたいに・・・・遊びに行こうよ・・・・!ねえ!ユリ姉ちゃん!!」
「ユー・・・・・ノ」









―――――――ずっと、彼女の前では笑顔でいるって









「・・・・うう・・・うあ・・・ひっく・・・・ひぐ・・・・ふぇええ・・・」
「・・・・・ありがとう、ユーノ」
「うわあああ・・・・ひっ・・・・ひっく・・・」
「・・・・笑ってくれるって・・・言ったよね?」
「・・・う・・・うん・・・だからっユリ姉ちゃんもっ・・・・元気になってよ・・・」









―――――――彼女の顔に苦痛はもう浮かんでいなくて









「・・・・ありがとう・・・パパ・・・ママ、おじさん、おばさん。・・・・みんなのおかげで・・・私は生きられた」
「っユリ・・・・!!」
「くそ・・・・・・くそおおおおお!!!!」









―――――――彼女の顔は









「みんな・・・・・一緒に遊んでくれてありがとう。・・・・・とっても・・・楽しかった・・・・」
「ユリねぇ・・・・?」
「・・・・え・・?」









――――――ただひたすら笑顔で









「・・・・この十年間・・・・本当に・・・楽しかった・・・・な・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・ユリ・・・姉ちゃん・・・?」









――――――最後の最後までただひたすらに、眩しかった









「・・・・あ・・・・」
「う・・・うわ・・・あ・・・・」









―――――彼女の体から文字が消え、それと同時に、彼女の体も、動かなくなった









「ひっ・・・・・あ・・・ああああ・・・・」
「くっ・・・お・・・あ・・・・」









―――――それは、彼女がもう、二度と起き上がることのないことを物語っており









「うわああああああ!!!ユリ!!ユリ!!」
「ひっく・・・あああああ!!!」
「ユリ姉ちゃん!!ねえ!起きてよ!!ユリ姉ちゃん!!」










―――――それに気づいた皆が、彼女を囲み、大声をあげ、ただひたすらに、泣いた









































 ~ ミッドチルダ   南部のどこか~



「・・・・・・」
「・・・・・これが・・・・僕と彼女の出会いと・・・・別れ・・・かな」
ユーノがそう言い、手に持っていた花束を目の前の墓標にそっと置いた。
「・・・・・」
「・・・・・・」
何言わず、ユーノとフリージアはただ墓標を眺めた。そこは辺り一面草原で、二人の間を冷たい風がただ吹き抜けて行った。
「・・・・ねえ」
「うん?」
「・・・その人・・・・ユリさんは・・・・幸せだったんでしょうか・・・・」
フリージアが目を伏せて、まるで独り言のように呟いた。
「・・・・・きっと・・・・幸せだったんだと思う。・・・だって・・・」
ユーノはそう言い、俯くフリージアの手を握った。
「彼女は・・・・ずっと笑っていたもの」
「・・・・そうです・・・ね。・・・・わたしも・・・そう思います」
「うん。・・・・・そうだと・・・・うれしい・・・な・・・」
ユーノはそう言い、眩しいほど青い空を見上げた。
「・・・・帰ろっか?」
「もういいんですか?」
「うん・・・・それに・・・・・またすぐに来るしね」
そういってユーノはフリージアの手を引いて再び何もない草原を歩く。振り返ることなく、ただひたすらに、笑顔のままで。






















                 ~エピローグ~



    ~ 無限書庫~

「・・・・ただいま」
「あぁ、おかえり。・・・・フリージアは?」
「部屋で寝てる。疲れたんじゃないかな?」
「そうかい。・・・・でも、悪いけどアンタには休む暇なんてないよ?・・・・・アンタがどっか言ってる間にまた仕事増えたんだから」
「・・・・はいはい、がんばりますよ」
「・・・?なんだかご機嫌じゃないかい?」
「そう?」
「ああ。・・・・いい顔してる」
「・・・・・そう・・・・うん、きっとそうだね」
「はあ?」
「ははっ・・・・まあ気にしなくていいよ。・・・・ところでアルフ」
「うん?」
「なにか・・・・・帰ってきてからというもの皆が僕を見る目が・・・・」
「・・・・」
「何か・・・・憐れんでいるように見えるんだけど?」
「・・・・・気にしなくてもアンタは悪・・・・いのか?いや、悪くは・・・・ない・・・・ような?」
「なに・・・それ?」
「まあいずれわかるさ。・・・・いずれ・・・・ね」
「?まあ、別にいいけどさ。・・・・さて、仕事やりますかあ~!!」
「・・・・ご愁傷様」
「何か言った~?」
「別に~」















つづく~














はい、どーも管理人です。しかし長かった!!前半の比じゃないっすね~・・・・っていうかもっと濃く書きたかった!!絶対ミスだ・・・・(爆)   ちなみにユーノ娘疑惑の話は・・・・そのうち書きます




以下コメ返です
>レイジングフェイト さん
こんなssを楽しみにしてもらってありがとうございます!!時間の都合上なのは達とユーノの絡みは先送りになりました・・・・書きたいなあ、なのはに迫られるユーノ(マテ



P.S
ブログ拍手してくださった方々、ありがとうございました!!


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コメント

No title

ユーノとお姉さん前後編読ませて頂きました。ユーノの過去にそんな事が遭った何てと思いました。そんなシリアスの話の裏ではやて達が暴走!!なのはが『冥王化』してしまいましたね。この先ユーノが如何成ってしまったか気に成りますね。それでは。

No title

幸せの大きさは時間じゃなくて一瞬一瞬自分がどう思うかなんだなぁと改めて感じました
素敵な話だと思います^^
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