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ある少年と名前を忘れた少女   

今思えばユーノがメインのssってまだ書いてないなあ~・・・ってことで、ユーノメイン(だといいなあ)のssです。短いのですぐ読めると思います。甘くは・・・・ないです。

  


   
        ↓                          ↓


              ~無限書庫~


「はあ・・・・・」
無限書庫、そこがユーノ・スクライアという少年の勤め先だった。その名の通り膨大な本に埋め尽くされているその空間は、いまだ誰にも知れ渡っていない場所が多々あった。
「いったいどこまで続くんだろうねえ・・・・・」
そんな誰にも知られていない場所を見つけるのが、現在彼の趣味である。探究心、または好奇心が人一倍強い彼は、今日もまた一人見たこともない通路を一人フヨフヨと漂いながら進んでゆく。
「早く帰らないとまたアルフに怒られるからなあ・・・・・・っと」
見たことのないタイトルの本が続く通路を一時間ほど漂うと、目の前から同じようにフヨフヨと少し小さめの木の板がこちらに向かってきた。
「・・・・普通に考えて木の板が書庫に浮いてるのはおかしいよねえ」
ユーノが木の板の周りをぐるぐると回ってみると、ふいにポンと音をたてて、木の板の右端にドアノブが現れた。
「・・・・じゃあこれはただの木の板じゃなくて扉なのかなあ?」
そういい、ユーノが扉を軽く二回ノックすると中から同じように三回ノックが返ってき、どうぞ~と間延びした声が聞こえてきた。
「・・・・・それじゃあ・・・・失礼しま~す」
普通に考えていろいろとツッコミたいが、彼は深く考えることなくドアノブに手をかけ、そのまま木の扉を開けて中へと入って行った。・・・・つまりはどこか抜けているのだ、彼は。




             ~無限書庫? 木の扉の中~

ユーノが扉をくぐった先にあったのは、真っ白な空間だった。そこは小さすぎず、大きすぎない、一人暮らしにはちょうどいいサイズの部屋で、360°壁全体が目が痛くなるほど真っ白であった。
「・・・・・いらっしゃ~~い・・・・・ませぇ~・・・」
そして、その白の空間の真ん中に黒色の机とやたらと背もたれが長いイス、水色のパジャマのような服を着た、同じく水色のロングヘアーをした少女が居た。
「これはどうも。・・・・えっと・・・・」
「まあま、女の人かと思ったら男の人の声だったわ~。びっくりですね」
「あはは・・・・よく間違えられるよ」
・・・・・・お前らもっと他に言うことあるだろ
「とりあえず~立ちっぱなしもなんなので~こちらにどうぞ」
少女がそういい、手を床にかざすと、白い床に黒いシミのようなものが現れ、その黒い丸の中からその空間にあった黒いイスと全く同じ黒いイスが浮かび上がってきた。
「おお~、面白い魔法ですね・・・・・」
「あはは~~よく・・・・いわれません~」
・・・・・ある意味出会ったのがこの二人で良かったのかもしれません



「アールグレイでいいですか~?」
「あはは、いれながら聞かれても困るよ」
「そうですね~~断られたらこっちも困ります」
ユーノが椅子に座ると、少女は先ほどと同じ方法でティーカップを二個と、ティーポットを取り出した。
「・・・・・あっ・・・・」
「おいしいですか~?」
「おいしいけど、これ・・・・・アールグレイじゃなくてダージリンだね」
「あらら・・・・まあ~おいしかったから~いいですよね」
「だね」
・・・・・・なんだこいつら
「そういえばまだ自己紹介してなかったよね?僕はユーノ、ユーノ・スクライアっていうんだ。君は?」
「ユーノさんですね~~・・・・私は~~忘れました~~~」
「へえ~、自分の名前を忘れるなんてあるんですねえ」
こらこら。ちゃんとツッコめ。
「あはは~~・・・・もうだいぶ誰とも話してなかったから・・・・」
「だいぶ?誰とも話してなかった?」
「はい。・・・・・だからユーノさんが来てくれて今はうれしいです」
「それは・・・・どういたしまして・・・・かな?」
「じゃあこっちはありがとう、ですね~」
・・・・・・そろそろ皆さん慣れました?二人の会話。




「それはそうと・・・・・ユーノさんはどうやってここに来たんですか~?」
「え?そりゃあ扉をくぐっ・・・・ってあれ?」
ユーノが周りを見渡すと、そこにはただ真っ白の空間があるだけで、木の扉はどこにも見当たらなかった。
「あれ?・・・・・おかしいな・・・・」
「あ~~、ユーノさんも・・・・・この部屋に迷い込んできたクチですか~」
「ユーノさんもってことは・・・・君も?」
「いえいえ~~私ではなく・・・・遠い昔にユーノさんと同じように迷い込んできた人が何人かいるんですよ~」
「遠い・・・・昔・・・・ねえ・・・・ちなみにその人たちはどうなったの?まさか一生この部屋からでれなくなったとか?」
「大丈夫です。・・・・・ユーノさん、元の世界に帰りたいですか?」
「へ?そりゃまあ・・・・・帰りたいね」
「・・・・だったら・・・・私に願ってください。元の世界に戻れますようにって」
「・・・・え?よく意味が・・・・分からないんだけど・・・・?」
「ふっふっふ・・・・」
「・・・・・どっどうしたの?」
少女はいきなり怪しげな笑みをこぼすと、椅子やティーカップを取り出したときと同じように床に手をかざし、今度は赤い色のロザリオを取り出した。
「それは?」
「これは・・・・・名前は忘れました。だけど、どんな物かは覚えてます~」
「ふ~ん?じゃあ、それはどんな物なの?」
「・・・・願い事が叶うロザリオです~」
「願い事が叶う?すごいじゃない!」
・・・・・少しは疑え
「はい~~すごいです。・・・・ここに迷い込んだ人たちは~みんなこのロザリオにお願いしてここから
出してもらったんです」
「へえ~~・・・・じゃあ僕もお願いしようかな?そのロザリオに」
「はい。お願いしてください」
ユーノがそういい、ロザリオに祈ろうとした時、ふと彼は
「そういえば・・・・・なんで君はここから出ないの?そのロザリオにお願いしないの?」
そう思い、少女に尋ねた。
「・・・・なんででしょうね?私にもわかりません」
少女はそういって笑った。
「・・・・・ねえ・・・・・」
「はい?」
「・・・・・いこっか?」
「ふぇ?」
「・・・・・外。・・・・・ね?一緒に行こう。つまんないでしょ?ここにいても」
「・・・・・・嫌です」
「・・・・・・・」
「・・・・・・ごめんなさい。だけど・・・・・少しだけ覚えてるんです」
「何を?」
「私がなんでここにいるのか」
「・・・・・」
「私は・・・・・ずっと昔にあっちの世界でたくさんひどい目にあったんです。どんなことかは忘れましたけど。だから・・・・・」
「紅茶」
「はい?」
「・・・・・おいしかったんだ、紅茶。また・・・・いれてくれないかな?」
「・・・・・ずるいです」
「ん?」
「そんな顔で・・・・言わないでください」
「あはは・・・・・ずるかっ」
「んっ」
ユーノが言い終わる前に、少女はユーノに抱きついた。
「・・・・・嫌です・・・・・」
「・・・・・・」
「痛いのも・・・・・怖いのも。・・・・・だけど・・・・・・」
「うん・・・・・」
「寂しいのは・・・・・もっと嫌・・・・・です」
「うん・・・・・分かるよ・・・・・僕も・・・・・たまに一人になる時があるから・・・・・」
「・・・・・・名前・・・・・・」
「?」
「名前・・・・・つけてください。そしたら・・・・行きます」
「・・・・・・うん・・・・・・じゃあ・・・・・・フリージア・・・・っていうのはどうかな?」
「フリージア?」
「うん・・・・・花言葉で・・・・・純潔、無邪気って意味」
「・・・・・はい・・・・・私は今から・・・・フリージアですね」
「あはは・・・・・それは・・・・・一緒に外に出てくれるってことなのかな?」
「はい~~・・・・・そうですよ・・・・」
フリージアがそういった瞬間、彼女の右手に握られていたロザリオが白く光りだし、そのまま二人をつつんでいった・・・・・・









             ~エピローグ~


             ~無限書庫~ 
「ねえアルフ」
「なんだい?」
「・・・・・願いが叶うロザリオって・・・・・なんなんだろうね?」
「・・・・・私が知るわけないだろ・・・・」
「じゃあ・・・・アルフは信じる?そんなロザリオがあるってこと」
「信じるも何も・・・・」
「紅茶はダージリンでよかったですか~?」
「あはは、いれながら聞かれても困るよ」
「そうですね~~断られたらこっちも困ります」
「・・・・だいぶ前にいきなりその子と現れたのを・・・・私は目の前で見ちまってるからね・・・」
「おいしいですか~?」
「おいしいけど・・・・・これはダージリンじゃなくてアールグレイだね」
「あらら・・・・まあ~おいしかったから~いいですよね~」
「だね」
「はあ・・・・お似合いだよ、あんたら」





――――――ねえ。


――――――うん?


――――――私って誰?


――――――フリージア。


――――――えへへ・・・・・。


――――――うれしい?


――――――うん!


――――――じゃあ・・・どういたしまして・・・かな?


――――――じゃあこっちは・・・・ありがとう、ですね~







                                       FIN            







まさかのオリキャラ。・・・・まあたまには・・・・いいかな?ってことで、管理人のゆ~のすです。っていうかこれに出てきたオリキャラ、フリージアですが、多分これからもちょくちょく出ます。・・・・・・何故なら、電波キャラが書きやすいから!!!・・・・まあシリアスな時は出ませんが。



以下コメ返です!

>レイジングフェイトさん
基本的に、うちはユーノとはやてメインですからねえ・・・・まあ、ぶっちゃけはやての相手は誰でもよかったんですが(爆  なのはがユーノをボコリに行くss・・・・書いてみたいなあ(マテ


>さちりかさん
私は甘々なssより、こんな感じのssの方が書きやすいんです・・・・・いつかは甘々なss書いてみたいです・・・・。っていうかイラストマジありがとうございます!!もう鼻血でましたよ!!


>リケさん
私なんかが書くはやてで萌えてくれてありがとう(?)ございます!!ユーノがしてるリボンはなのはがあげたやつって最近知ったので、さっそく使いました・・・・・。
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コメント

紅茶

紅茶を飲みながら読んでました
ゆ~のすさんは切ない話が上手ですねぇ
フリージア、可愛いいです^^
そして個人的に何だかデジャブを感じる話がw

いつもありがとうございます。

いつもコメントをしてくださり、本当にありがとうございます。また、何時でも遊びに来てください。
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