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ユーノとコハク その三

久々ssっす。・・・・書いてる本人が内容忘れてましたw


コメ返っす。

>キリルさん
確かに出番は見込めないかもですね・・・・・。でも、ほかの二次創作でユーノ分を補充すれば大丈夫ですよ!・・・・本編に出てくれるのが一番ですけど・・・
目があるから貴方を見つけられる。

足があるから貴方に近づける。

手があるから貴方に触れられる。

耳が、口が、胴が、そして―――――





知識があるから、貴方を想える。




















無限書庫のどこかにある、少し開けた場所。まるでテラスを思い起こさせるその場所は、いつの間にか一人の女性の存在のありかとなっていた。

「・・・・・お疲れ様」

まるで宝石のように煌めく赤髪と対照的に、吸い込まれるような蒼い目。その瞳は、いつもどこか彼方を眺める。

「・・・うむ、来たか」

仕事を終え、自身に会いにきたユーノを、コハクは微笑みながら見下ろす。

「・・・・・・」
「・・・・・・お前は、いつもなにかに追われているな」
「はい?」

コハクのいきなりの言葉に、変な声をあげるユーノ。

「いや、お前だけではない。・・・・知恵あるもの、すべてが幸福を手に入れようと、日々苦しみもがいている」
「・・・・・・」
「本当の幸福とは、何かを知らずに、な」

いつもと変わらぬ口調、そして、いつも通りの表情。そんなコハクを、ユーノは黙って見つめる。

「・・・・・なぜ私がこのような行動をとろうとしたのか、私にも分からん」
「え?」
「これから先、必要のないことを私はお前にしようとしている。・・・・・いや、そもそも私が、お前にとっては意味をなさなかったのかもしれん」
「・・・・・どういう、こと?何を、しようとしているんだ?」

コハクの言葉の意味を、ユーノは理解できずにいた。そんなユーノを黙って見つめるコハクは、どこか悲しげに、微笑む。

「・・・・・・招待、するぞ」
「・・・・え?」

コハクが、右手をユーノに向かって差し出す。

「・・・・私を、見せよう。・・・・・いや、見て、知ってほしい。・・・・・ユーノ、お前には」
「・・・・・」

真剣な眼差しで見つめるコハク。そんな彼女の右手を、ユーノは

「・・・・・うん」

優しく、握りしめた。

「・・・・・感謝する」
「!?」

そして次の瞬間、まばゆい光とともに、二人の姿はどこかへと消えていった。




















「・・・・・?」

光に包まれ、閉じていた目をユーノは恐る恐るあける。

「・・・・これは・・・・・」

そして、ユーノが見たものは、周りをガラスのような板で囲まれた小さな箱だった。

「・・・・・これが、私の心だ」

小さく、微笑みながら隣にいたコハクが呟く。

「・・・・心?」
「うむ。・・・・まあ、あえて言うであればの話だが」
「・・・・・???っていうか・・・・ここは・・・・?」

小さな箱が一つに、ユーノとコハク。たったそれだけのものが、あたり一面真っ白な空間に浮いていた。

「ここは、お前たちが言う無限書庫の中心部だな」
「・・・・へ?」
「つまり、核のようなものだ。いわば、無限書庫の心臓、といったところか」
「はあ・・・・・」

いまいち、現状を理解できないユーノ。

「・・・・さて・・・・」

そんなユーノに、コハクは語りかける。

「何から話そうか・・・・・・ふむ・・・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・そうだな・・・・まずは、お前たちの間違いから話そうか」
「は?間違い?」
「そうだ。・・・・・ユーノ、お前はここを無限書庫と呼んでいるが・・・・・どういった場所だと理解している?」
「・・・・・無限書庫を?」
「うむ」
「・・・・・管理局が治める地域一帯のすべての知識を納める場所だと聞いていたけど・・・・・」
「けど、なんだ?」
「最近、それは違うと思うんだ」
「ほう?」

ユーノの言葉に、目を細めるコハク。

「未だ僕たちが知らない世界の知識や情報、それだけじゃなく、禁術や古代魔法など過去の遺産・・・・何かしら、価値のあるものを意図的に集めている気がするんだ。無限書庫自体が。・・・・・保管、じゃなくて」
「・・・・・・・・」
「・・・・・?」
「そうか・・・・・なるほどな・・・・・」
「な、なに?」
「いや、どうやらお前を甘く見ていたようだ」
「はい?」

嬉しそうに、コハクは喋る。

「大方、今のお前の推測で合っている。・・・・・そう、無限書庫とは何かを保管する場所ではなく、何かを収集する場所だ」
「・・・・・どおりでいつまでたっても整理が終わらないはずだよ」
「ふむ、いくらお前たちが優秀とは言え、世界は広い。それに・・・・時空を超えてまでも手に入れることがあるからな」
「・・・・・・」

予想はしていたモノの、めちゃくちゃな答えに呆れるユーノ。

「少し、昔話をしようか」
「え?」
「・・・・・お前が想像もつかない、果てしなく昔の話だ」

そういい、コハクは語る。過去の出来事を、ユーノが知らない世界を。

「・・・・その昔、ある世界があった」
「・・・はあ」
「その世界には数人の賢者と呼ばれるものたちがいた。・・・・まあ賢者といっても、普通の人よりも少し知識が多かった、それだけだがな」
「・・・・・賢者・・・・ねえ・・・・」
「その数人の賢者たちは、年齢も種族も、何もかもがバラバラだった。だが、共通して当てはまることがあった。・・・・みな、知識に対して貪欲だった」
「・・・・・知識に対して?」
「うむ。・・・・・何よりも知識を望んだ。自分達の知らないことがあることが許せなかったのだ」
「・・・・なんで?」
「それは分からん。だが、その者達は命ある限り知識を探し求めた。世界を旅し、時空を越えようとしてまで」
「・・・・そこまでして、何か得られたの?」
「それも分からん。だが、それが彼らのその世界での命の意味だったのだろう・・・・空しいことだがな」
「・・・・それで、結局賢者たちは最終的にどうなるの?」
「・・・・とある結論にたどりつく」
「・・・どんな?」
「自分たちの力では、すべての知識を手に入れるのは不可能ということに」
「・・・・・だろうね」

呆れたように、ため息をつくユーノ。

「だが、賢者たちはあきらめなかった。何としてでも、知識を手に入れる方法を探した」
「・・・・・」

まさか、とは思いつつも、黙ってコハクの言葉を待つユーノ。

「そして気がついたのだ、自分達の力で無理なら、他の何かにしてもらえばいい。ありとあらゆる知識を集める、そんなモノを」
「・・・・まさか・・・・その賢者たちが・・・・?」
「そう、作ったのだ。・・・・・これを」

そういい、隣に浮いている小さな箱を撫でるコハク。

「名前など、なかった。ただ、知識と思われるものを、ひたすらに集めるだけの道具・・・・・それが、この箱の中に埋まっている」
「埋まって・・・・?」

ガラスのような透明な板でできているその箱は、中が丸見えになっており、そしてそこには何もないようにユーノには見える。

「目に見えるモノだけが力ではない。・・・・・まあ、それはどうでもいい」
「・・・・ふぅん」
「・・・・結果として、賢者たちは成功したといえるだろう。・・・・・・実際、コレは知識をただひたすらに集め、本として形あるものに変換する、まさに賢者たちの望むモノであった」
「すごいな・・・・どうやって作ったんだろう・・・・?」
「しかし、あるとき賢者たちの予想もしなかったことが起きた」
「え?」
「・・・・道具として生まれたコレが、意思を持ち出したのだ」
「・・・・意思、だって?」

コハクの言葉に、驚くユーノ。

「うむ・・・・・知識を集めているうちに身についたのか、元々コレにはあったものなのか・・・それは分からない。だが、意思を持ったとしても所詮は道具、自身の思いだけでは何もすることはできやしない。・・・・ひとのように歩いたり、誰かと会話したり、触れ合うことなど」
「・・・・・」
「ただ、思いだけがコレにはあった。自分が集めた知識をみて喜び、互いに語り合う彼ら、賢者たちを、ひたすらに思う。・・・・それだけの日々」
「悲しいね・・・・とても」
「・・・・・・・だが、そこで奇跡が起きた」
「え?」
「何故かはわからん。神様というものがいたのかもしれん。・・・・だが、それはある日突然に起きた」
「・・・・なに、が?」
「・・・・・自分の周りで存在する賢者たちを羨ましく思い、自身もあのような形があれば、彼らと同じ姿をしていれば。・・・・コレはいつも願っていた。自分も、人でありたいと」
「・・・・・・ま、さか」

信じられないと目を見開くユーノを見て、コハクは

「・・・・・そして、生まれた。・・・・・・・私が」

箱を抱き抱え、なんとも言えぬ表情でユーノを見つめた。


「それって・・・・・つまり・・・・・・・」


「うむ」












「私は、お前たちが呼ぶ無限書庫、それ自身だ」













~つづく~
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コメント

No title

おおお!すごい展開です
パソコン画面の前で何だと・・・!?って言ってしまいました
次の話が気になってきちゃいました!
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